CALENDAR
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< January 2019 >>
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
PROFILE
LINKS
本だな
好きな本、大切に思う本を
すこしずつ並べていきます。
MOBILE
qrcode
OTHERS

ぱんせどフランセ

思いつくまま、たまに仕事のことなども。

福祉の現場に生きる人たちへのインタビューをもとに書いた
ルポルタージュ「日々を織る」も連載しています。
社会のインフラとして vol.9|日々を織る
0

     

    ☆「日々を織る」福祉の現場に生きる人たちのルポルタージュ☆

     

     

    Person 5   荒井 恵一さん

     

    社会のインフラとして

     

      序・大阪で社会事業を先駆した創設者

      進路を変えた人との出会い

      背中を見て仕事を教わる

      2人の師匠と、仕事に対する執念

      物事を動かしていく情熱

      機会を逃さず

      モチベーションの継続

      職員たちの力を育てる土壌

      地域の中に

      生活のお守り

     ⅺ 何かあったらウチにおいで

     ⅻ さりげなく地域の中にある

     

     

    特別養護老人ホーム施設長会の15施設が連携しての

    中間的就労実行の力にもなった職員たちの自主性。

    それはCSW(Community Social Worker)として

    地域と繋がって活動し、知見を広める中での

    気づきによって育ったところも大きい。

     

    地域の中に福祉事業の専門家である自分たちがいる意義は、

    誰にとっても暮らしやすい町の姿をつくっていくことにある。

    そのために創意工夫を重ねて、少しずつの変化を起こしていく。

     

    「これからの課題として、

     困っている人をどう見つけていくか

     ということがある」

     

    自分たちが考えだした八尾方式のレスキュー活動で

    自らがCSWとして地域の中に入っていくことで、

    職員たちは地域で困っている人を見つけてきている。

    肌で感じて気づく能力を育ててきている。

    地域の人から問題を教えてもらうこともできている。

    顔と顔の見える職員と地域の人の関係を糸口に、

    施設が困りごとについて知らせる相手、

    自分たちにとっても相談相手だという感覚が

    地域の人の中に生まれ始めている。

     

    「うちは母子、子ども、老人の施設事業をしているが、

     施設というハードにとらわれず

     もっともっと地域から気軽に相談してもらえるような

     存在になりたいと思っている。

     そのための窓口をもっと、つくっていかなければ

     ならないと思っている」

     

    今もそういった機能は制度的に整えられている。

    老人では、地域包括支援センターがあるし、

    子どもに関しては、家庭支援センターがある。

    ただ行政の支援センターという

    公的などこか改まったイメージとは少し違った、

    普段着の下駄履きで、ふらっと

    「ちょっと聞いてほしいことがあるんやけど」と

    顔を出せるような場を地域の中につくりたいのだ。

     

    「社会福祉協議会にも活動の許可をもらえれば、

     うちの施設にもそういう機能を付帯させて

     地元の地域に開いた事業を展開していける」

     

    地元の地域に開いた事業。

    それは大阪全域、日本全域、さらにはアジアの地域を対象に

    困窮者の支援に尽力し続けた後、

    自分の地元である八尾の農村地帯の隣保事業に打ち込みたいと

    私財を投じて八尾隣保館を創設した中村三徳の志に通じる。

     

    「地域の自治会に入って、職員たちが参加しています。

     町内会の地域規模で、顔と顔を合わせて

     住人同士の関係をつくっている」

     

    地域からの信頼を得ることは、仕組みづくりを越えた、

    人と人との繋がりとしての関係を築くことだ。

    住人同士の気心の知れた関係の先に生まれる気安い関係。

    その先に、特に気構えることなく育っていく

    地域の中に施設が入り、施設の中に地域が入って来れるような

    隣近所の付き合い方。

     

    自治会の会場として施設を貸すことで、

    地域の人に出入りしてもらう機会もつくっている。

    『今度の寄合い、お宅の施設でできないやろか』と

    自治会の人たちの口から気軽に出るようになれば、

    地域の人にとっての共有の場として

    施設が地域の中に居場所を広げていくことだ。

     

    地域の人の共有の場、地域活動の核となっている

    コミュニティセンターとも繋がって、

    施設は地域の中の開かれた場、

    隣近所の助け合いのためにもある場だと

    顔と顔の見える関係づくりも続けている。

     

                                                               

                     次回 「 生活のお守り」へ

     

     

    協力:社会福祉法人 八尾隣保館

    コーディネーター:社会福祉法人 産經新聞厚生文化事業団

     

     

    >>記事一覧へ>>>
    hihi wo oru

     

     

    JUGEMテーマ:社会福祉

    | ☆ルポルタージュ「日々を織る」Person5 | 10:23 | comments(0) | trackbacks(0) |