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ぱんせどフランセ

思いつくまま、たまに仕事のことなども。

福祉の現場に生きる人たちへのインタビューをもとに書いた
ルポルタージュ「日々を織る」も連載しています。
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自分の判断の先への想像力 |リーダーとして
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    自分の判断の先に、

    人にどんな痛みが生まれるか。

    その想像力がリーダーの素養。

     

     

    iphonに乱雑に溜まっているメモを整理していて

    こんな書き殴りを見つけた。

     

    そうか、こんなことを考えていたんだ。

    どうして、こんなことを書いたんだろうかと、

    自分のメモをきっかけに記憶を遡る。

     

    この言葉を書きとめたのは、

    方向性の変換期に立っていた

    ある組織のプロジェクトに関わっていた時期だった。

     

    組織のリーダーと、中枢幹部の人たちと

    親しい所で仕事をしていたので、

    それぞれのビジョン、思いなどを

    ご当人の口から、毎日のように聞いていた。

     

    第3者の目から視て

    同じ山の頂を目指す人たちが、

    どのルートをとっていくのかで

    対峙し、葛藤し、

    各々のパワーの強さが

    停滞したその場所で

    ジッ、ジッ、と地崩れを起こさせている。

    そんな感じだった。

     

    どちらの言い分も素晴らしかったし、

    どちらの言い分にも、

    飲み込むための時間が必要だと思った。

     

    人には人それぞれの考えがあって、

    そう、あなたはそうなの、

    へえ、あなたはそうなの、

    ほお、あなたはそうなの、

    うん、わたしはこうなの、

    ま、それでいいんじゃない…というタチなのだが、

    この場合は、そうはいかなかった。

     

    プロジェクトの方向性は、

    組織の進む道と切り離せない。

    というか、

    プロジェクトのあり方は

    組織の進む道の表明でもあった。

     

    思えばこの時は

    2つのビジョンの間で板挟み状態だった。

    知らんがな!と、普段のワタシなら言うところを、

    お、いま、ワタシ、板挟まれてる?とか、

    おもしろがることで気長に

    ジッ、ジッと雪崩れていく土を、

    足裏で、トントンと…時に地団駄も織り交ぜながら…

    踏み固めているような感じだった。

     

    まあ、組織のことだから、

    膠着状態を破るのはリーダーの決断というか断言だ。

    しぶしぶ行進する足もとから、

    地崩れを加速させるマグマ的な熱が流れ出ていたとしても。

     

    そういう状況をじっと見つめるなかで

    書き留めた考えが、

    冒頭の

     

    自分の判断の先に、

    人にどんな痛みが生まれるか。

    その想像力がリーダーの素養。

     

    という言葉だ。

     

    パーフェクトな解決策なんて、きっとない。

    目の前にある問題の解決に打つ手というのは、

    どんな手を打とうとも

    必ず表れる次の問題を選んでいくことでもあると、

    そんな考えが自分のなかで確かになっていく過程で

    こんなリーダー像も作っていたのだ。

     

    リーダーの仕事は決断だ。

    決断という恐ろしく覚悟のいることを

    他人の分まで引き受ける仕事だ。

     

    自分の決断によって

    傷ついたり苦痛を感じたりする人が

    必ず生まれる。

    かといって、

    その決断をしなかったとしても

    別の痛みを抱える人が必ず生まれる。

     

    そんなジレンマのなかで、

    リーダーは、光差すビジョンに向けて

    突き進んでいく強さと一緒に、

    そこにある痛みを抱えていく強さが必要なんだと。

    そんなことを思っていたのだった。

     

     

     

    JUGEMテーマ:エッセイ

    | 仕事の話 | 07:46 | comments(0) | trackbacks(0) |









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