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ぱんせどフランセ

思いつくまま、たまに仕事のことなども。

福祉の現場に生きる人たちへのインタビューをもとに書いた
ルポルタージュ「日々を織る」も連載しています。
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「日々を織る」福祉の現場に生きる人たちのルポルタージュ
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    ☆「日々を織る」  福祉の現場に生きる人たちのルポルタージュ☆

     

     

    はじめに

     

    介護のこと

    地域医療や施設のこと

    高齢になっていく親と生きるということ

    そして

    ひたひたと近づいている自分の老いについて…。

     

    自分と友人の大半が

    40代、50代、60代になってから

    そういう話題が多くなってきました。

    食事を、お茶を、お酒を楽しみながら、

    最近観た映画のこと

    新しく買ったシャツのこと

    旬の野菜をつかったおすすめレシピなど、

    たわいない話の端に、すっと顔を出すのです。

     

    とりとめのない話のなかに、

    すっと顔を出しては、さっと消え、また顔を出す。

    それはきっと、片時も離れることのない考え…

    自分ではどうしようもない現実と気もち。

    そんな話のなかで、

    友だちとしみじみとうなずき合ったことがあります。

     

    もしも、扉を閉めて、自分一人で

    この、親の介護と向き合うことになったら

    どうなるだろうと。

     

    いろんなことが

    以前のようにはできなくなっていく親の姿が、

    今、40代、50代の自分の

    そう遠くない将来の姿と重なって見えて、心をよぎる、

    体や脳の健康についての不安や問題を

    どう自分自身で抱えていけばいいのだろうと。

     

    避けることも、逃げることも、退けることも

    できない現実がつきつけてくるだろう

    様々な問題を思うと怖い。

     

    そしてさらに、

     

    どうすればいいんだ、どうにかしなければ、

    どうすればいいんだ、どうにかしなければ、

    どうすればいいんだ、どうにかしなければ、

     

    どうしようもない、でも

     

    どうにかしなければ、どうすればいいんだ、

    どうにかしなければ、どうすればいいんだ、

    どうにかしなければ、どうすればいいんだ、

     

    という袋小路の堂々巡りで

    疲れ、弱り、擦り切れていく自分の姿を

    想像するのもとても怖い。

     

    そんな気もちでいっぱいになりかけた時、

    ふと思い出した言葉がありました。

     

    「一人にしない。一人にならない。」

     

    これは、ある福祉施設の職員さんたちが

    合い言葉のように口にしている言葉です。

     

    利用者さんを一人にしない。

    同じく、職員も一人にしない。

    そして

    職員自身が一人にならない。

     

    それまで、第3者として聞いていた言葉が

    突然、自分ごととして心に浮かんできました。

     

    「一人にしない。一人にならない。」

     

    シンプルなこの言葉に込められた意味を

    あらためて考えました。

     

    一人にしない。

     

    ほどよい距離で見守り続け

    必要とされる時

    けして過ぎることなく十分な助けになる。

    そんな風に人の力になることは至難の業。

    一人にしないことと、

    一人でいる機会を奪うことは、まったく別の話。

    人を助けるって、なんて難しいんだろうかと、

    少し前、とある仕事を通じて感じたばかりです。

     

    そして、一人にならない。

     

    これは、一人にしないことよりも、

    もっと難しいと思うのです。

    助けを求めるには、

    助けてくださいと声を上げるには、

    強さが必要だと思うのです。

     

    誰かの力を借りるには、まず、自分を、

    自分で自分を打ちのめすほど、まじまじと

    自分の現実を見つめること。

    そして、それを認めて、受け容れて、

    自分の弱さ、足りなさを、いわばさらけ出して

    助けてくださいと声をあげる。

    それには、やはり強さが必要だと。

     

    そして、その強さには、

    助けてくださいと声をあげても大丈夫だと

    信じられる「人」と「環境」が不可欠なのだと思います。

     

    一人にしない、一人にならない。

     

    シンプルなこの言葉の大きさ、大切さを

    自分ごととして感じた時、

    このシンプルな言葉を実現しようとしている人たち、

    環境と人との不具合を調整する役割を果たすため、

    人と人を、人と地域と、地域と地域を繋げようと

    日々、福祉の現場で奔走している人たちのことを、

    あらためて思いました。

    そして、彼ら彼女たちに、話を聞きたいと思いました。

     

    障がい者を支援する福祉施設で、日々、

    「一人にしない、一人にならない」ことの大切さを痛感し、

    道のりの険しさ、遠さに直面しても、

    焦らず、ひるまず、実現に向けて力を尽くす人たちの

    思いや姿に触れることが、

    高齢になっていく親と生きていくということ、

    親の姿をなぞるように

    高齢になっていく自分を受けいれていくということの、

    助けになるのではないかと。

     

    こんな私の思いを受けいれ、

    インタビューに応じてくれた福祉の人たちの

    思いや姿を書いたルポルタージュを、

    毎週木曜日、このブログに掲載していきます。

    お時間のある時、ぜひ、読みに立ち寄っていただけたら

    とてもとても嬉しいです。

     

     

    筆者 井上昌子(フランセ)

     

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    JUGEMテーマ:社会福祉

     

     

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