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好きな本、大切に思う本を
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ぱんせどフランセ

思いつくまま、たまに仕事のことなども。

福祉の現場に生きる人たちへのインタビューをもとに書いた
ルポルタージュ「日々を織る」も連載しています。
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だいたい土用の丑あたり
0

     

    土用の鰻、

    デパ地下もスーパーマーケットも、

    鰻の売り場が大きく張り出しています。

     

    この、いわば鰻屋商売の書き入れ時に

    店を閉める鰻屋さんが隣の駅の商店街にあります。

     

    八百屋、魚屋、肉屋、鶏肉屋、

    米屋、乾物屋、果物屋、昆布屋、総菜屋、さつま揚げ屋、

    パン屋、菓子屋、酒屋、茶葉屋、豆腐屋、漬け物屋、

    花屋、本屋、文房具屋、荒物屋、薬局、瀬戸物屋、

    呉服屋、洋服屋、下着屋、布団屋、制服屋、

    靴屋、制服屋、レコード店、家具屋、敷物屋、

    喫茶店、和食処、洋食屋、蕎麦屋、うどん屋、

    お好み焼き屋、たこ焼き屋……

     

    と…書き出したら止まらないほど

    いろいろな商店が並んでいて、

    商店と商店が向かい合う通りの真ん中には

    ママチャリが並んで止まっているような商店街。

     

    その中に、家族で営んでらっしゃる

    一軒の小さな鰻屋さんがあります。

     

    いつもホースで流した水で濡れている漆喰の床には、

    鰻が泳いでいるいくつも樽があって、

    壁に向かって、鰻を捌いては、

    手を休ませることなく焼いている親父さんや息子さんたち。

     

    焼き上がった鰻をショーケースに運んでは、

    注文の品を包み、

    客あしらいをするオカミさんたち。

     

    国産の鰻しかあつかわない

    下町の小さな鰻屋は界隈では有名で、

    3つ4つ向こうの駅からの客もいて、

    いつ通っても、長さに程度の違いはあっても、

    行列ができています。

     

    その鰻屋さんを知って初めての土用の丑の日、

    さあて、今日はうな丼と、

    真夏の太陽の下、自転車こいで行ったら、

     

    え〜、お店は真っ暗。

    いつもとは打って変わった静まりよう。

    な、な、なんですと〜、の本日休店。

     

    なんでも、

     

    鰻で食べさせてもらっているから、

    この日は、鰻の供養代わりに殺生はしない。

     

    と決めてらっしゃるそうです。

     

    一年のいちばんの書き入れ時に、みすみす儲けを手放す。

     

    なんとも、心意気のある。

     

    注文にグズグズしてたら叱り飛ばされそうなほど、

    無愛想な親父さんとオカミさんですけど。

    かっこいいじゃないかと。

     

    それなら、こちらだって、土用の丑の日をはずしたって

    大丈夫な程の体力はありますからと。

    土用の丑の日が、

    宵宮や残り福のように、いつのころからか、ちょっとズレている次第です。

     

     

    JUGEMテーマ:日々の切れ端

    | なんでもないけどステキな日 | 07:20 | comments(0) | trackbacks(0) |









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