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ぱんせどフランセ

思いつくまま、たまに仕事のことなども。

福祉の現場に生きる人たちへのインタビューをもとに書いた
ルポルタージュ「日々を織る」も連載しています。
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社会のインフラとして vol.4|日々を織る
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    ☆「日々を織る」福祉の現場に生きる人たちのルポルタージュ☆

     

     

    Person 5   荒井 恵一さん

     

    社会のインフラとして

     

      序・大阪で社会事業を先駆した創設者

      進路を変えた人との出会い

      背中を見て仕事を教わる

      2人の師匠と、仕事に対する執念

      物事を動かしていく情熱

      機会を逃さず

      モチベーションの継続

      職員たちの力を育てる土壌

      地域の中に

      生活のお守り

     ⅺ 何かあったらウチにおいで

     ⅻ さりげなく地域の中にある

     

     

    20代の頃、進路の決め手は人との出会いだった。

    行く道を示すように訪れた人との出会い。

    その出会いを引き寄せてきたのは何か。

     

    プレハブでの面接、断わってもよかったけど、

     この人と仕事をしたいと、直感的に思った。

     何か、そういう、この人と関わっていきたいという直観に

     素直に従ってきたことが、人との縁を繋いできました」

     

    荒井さんにとって、道とは人との関わりそのものだった。

    この人と関わっていきたい、そう感じる自分の心に素直に従う。

    そうやって理屈抜きで選んだ道で、

    大阪に一人、東京に一人、今も師匠と呼ぶ人物を得た。

    一人は、率直すぎるほど率直に、

    ガンガン叱り、考えをぶつけてくる人。

    一人は、論理的に思考の筋道を説き、納得させる人。

    まったくタイプの異なるこの2人に共通していたのは、

    仕事に対する執念、粘り強さだった。

    自分がこうだと信じることを、何度も、何度でも、

    ことあるごとに繰り返し、繰り返し、話す。

    「若かった当時は、うるさいなあ、と思いながら

     聞いてることもありましたけど、

     2人とも、ともかく仕事に対する執念が凄かった」。

     

    自分が為そう、為さねばならないと思ったことは、

    けして投げ出さす、やり通す。

    そのために志を共にし、動く人を得るために、

    相手がなるほどと得心するように、

    そしてそれが相手の五臓六腑に染み込むまで、

    伝える、伝え続ける、伝えきる。

    2人の師匠に共通していた仕事に対する執念を、

    目に見える姿で表現すればそういうことだろう。

    そして、その姿の軸となったのは、

    自分を信じる心だったのではないだろうか。

     

    東京の全国社会福祉協議会での2年間を終えて戻って来た

    荒井さんに、坂江さんはそれまで自分がしていた

    理事会の仕事を任せた。

    師匠の背中を、より近くで見ることになったわけで、

    「よく叱られました」という坂江さんとの間には

    数えきれない話があることだろう。

    その中の一つに、こんなエピソードがある。

     

    法人が立ち上げた新しい事業を担当したばかりの頃だった。

    同じ業界の先輩と、考え方の不一致があった。

    その人の考えを否定するのではなかったが、

    荒井さん自身がその考えに乗って活動する気にまではなれず、

    少し距離をとった。

    その態度が相手を怒らせた。

    荒井さんへの期待の大きさの反動だったのかも知れないが、

    坂江さんにまで、荒井さんに対する非難を行った。

    坂江さんはきっぱりとした態度で荒井さんを擁護した。

    飾ること無く自分の意を表す坂江さんのそれは、

    啖呵を切ったと言えるほどの強い態度だった。

    そのいきさつを耳にした荒井さんは考え込んだ。

    任せられた事業の先行きを思い、

    こじれてしまった人間関係をこれからどうしていくか

    考えあぐねた。

     

    「それで、先代に『僕は誰を信頼して

     仕事を進めていけばいいんでしょうかね』

     というようなことを、ちょっと言ったんです。

     先代のことやから、

    『俺のことを信じたらええんちゃうんか』

     と言うと思ってたんだけど、

    『自分を信じたらいいじゃないか』

     と言われて、それで、ちょっと意を強くして、

     自分の判断に従うということを考えるようになりました」

     

    『自分を信じたらいいじゃないか』と言った

    先代のその言葉こそが、

    荒井さんが、師匠と尊敬する2人の

    仕事に対する執念の正体ではないだろうか。

     

    人を動かし、変化を起こしていく仕事への執念。

    先代の後を継いで理事長になった荒井さん、

    トップの仕事は判断そのものだ。

    「今、“長”として仕事をしている中でも、

     基本的なことですが、

     自分の判断を信じてやるということを大切さを、

     教えてもらいました」

     

                                                               

                 次回 「 物事を動かしていく情熱」へ

     

     

    協力:社会福祉法人 八尾隣保館

    コーディネーター:社会福祉法人 産經新聞厚生文化事業団

     

     

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    | ☆ルポルタージュ「日々を織る」Person5 | 08:50 | comments(0) | trackbacks(0) |









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