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ぱんせどフランセ

思いつくまま、たまに仕事のことなども。

福祉の現場に生きる人たちへのインタビューをもとに書いた
ルポルタージュ「日々を織る」も連載しています。
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社会のインフラとして vol.1|日々を織る
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    ☆「日々を織る」福祉の現場に生きる人たちのルポルタージュ☆

     

     

    Person 5   荒井 惠一さん

     

    社会のインフラとして

     

      序・大阪で社会事業を先駆した創設者

      進路を変えた人との出会い

      背中を見て仕事を教わる

      2人の師匠と、仕事に対する執念

      物事を動かしていく情熱

      機会を逃さず

      モチベーションの継続

      職員たちの力を育てる土壌

      地域の中に

      生活のお守り

     ⅺ 何かあったらウチにおいで

     ⅻ さりげなく地域の中にある

     

     

     

    「この人とだったら一緒に仕事をしていける」

    そう思ったという理由一つで、

    既に決まっていた民間企業への就職を辞め、

    福祉の世界に道を進めた。

     

    今回お話を伺ったのは、

    社会福祉法人「八尾隣保館」の

    理事長 荒井惠一氏。

    八尾隣保館は、昭和10(1935)年、

    創設者中村三徳(みつのり)氏が農村部隣保事業として

    大阪府八尾市で事業を始めた。

     

    隣保事業は、19世紀後半のイギリスで生まれた

    セツルメント活動を日本で展開した事業で、

    産業革命の中、貧困に苦しむ労働者たちの生活の改善を目的に

    労働者の教育に取り組んだことに端を発する。

    日本では、1890年代、明治の後期、

    やはり近代化の産業振興の陰で困窮に陥った労働者たちを、

    彼らが暮らす地域の中に分け入って

    支援をしていこうとする活動が生まれ、

    それを隣保事業と呼んだ。

     

    八尾市で、その隣保事業を開始した

    創設者中村三徳氏は、明治、大正、昭和と

    大阪で社会(福祉)事業を先駆してきた人物だ。

    氏の社会事業との関わりは警察官時代に始まる。

    老若男女、身体の強弱、貧富の区別無く

    人々が安心に安全に生活を続けられるよう力を尽くした。

    その中の一つに「大阪自彊館(じきょうかん)」の創設がある。

    これは生活を立てることが困難な労働者が、

    貧窮から抜け出すための環境を提供することを目的とした施設だ。

    より安定した収入を得られるように仕事の世話もし、

    廉価に衛生面の整った環境で暮らしながら生活の規律を整え、

    当人が自主的に暮らしを立て直していくことを支援した。

     

    その後、民間の慈善団の理事を務め、

    困窮者のための巡回病院の実現をはじめ、

    子ども、女性、障害者、健康や経済に困難を抱える人たちの

    力になり続けた。

    警察官時代から、生活困窮者が暮らす地域に足を運び、

    子どもの教育の大切さ、衛生的に暮らすことの重要性を説き、

    一家の大黒柱を欠いた家族の暮らしに目を配り、

    支える策を講ずるなど、困っている人に気づき、

    その暮らしに手で触れるような支援を続けてきた彼は、

    やがて農村隣保事業に関心を持ち始めた。

     

    社会事業に身を捧げてきた彼には、

    自身が暮らす八尾周辺の農村部の人々が

    日々の中でどんな助けや支えを必要としているかが

    手に取るように分かった。

    その人たちの力になるために、

    八尾の地で隣保事業を始めようと決心し、

    昭和10(1935)年、私財を投じて

    『八尾隣保館』の前身『大毎記念中村塾』を創設した。

     

    創設時、中村三徳氏が実現しようとした事業の内容は、

    ◎農家、一般家庭の内職、副業の研究、斡旋

    ◎農繁期託児所

    ◎日曜学校の開設

    ◎職業教育の補導

    ◎老幼者の保護

    ◎衛生思想の普及

    ◎簡易図書館の開設

    ◎司法保護

    など、地域福祉の増進を目指したものだった。

     

    5代目理事長を務める荒井さんは、

    受け継いだその創設の志を原点に、

    時代に応じた地域福祉の形を考え、創り続けている。

    「この人とだったら一緒に仕事をしていける」

    その直観一つで始まった出会いの物語から、

    その取り組みやビジョンについての話を始めよう。

     

     

                                                               

                       次回「 進路を変えた人との出会い」へ

     

     

    協力:社会福祉法人 八尾隣保館

    コーディネーター:社会福祉法人 産經新聞厚生文化事業団

     

     

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    JUGEMテーマ:社会福祉

    | ☆ルポルタージュ「日々を織る」Person5 | 07:49 | comments(0) | trackbacks(0) |









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