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ぱんせどフランセ

思いつくまま、たまに仕事のことなども。

福祉の現場に生きる人たちへのインタビューをもとに書いた
ルポルタージュ「日々を織る」も連載しています。
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居場所をつむぐ。vol.2|「日々を織る」
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    ☆「日々を織る」福祉の現場に生きる人たちのルポルタージュ☆

     

     

    Person 4   鈴木 貴子さん

     

    居場所をつむぐ。

     

      居場所のあること

      福祉の道へ 

      キャンプリーダーで鍛えた実践力 

      福祉を職業にすることへの躊躇 

      新聞社での日々 

      再び福祉の道へ、そして1995年1月17日 

      震災からの復興の町で 

      地域福祉の推進 

      もう一度、一個人としての福祉との関わり 

      高齢者福祉の世界へ 

    ⅺ   採用担当者として 

    ⅻ   働く環境を整える 

    xiii  人から人へ、受け入れられる安心

    xiv  人を育てる、職員へのケア  

    xv  尊敬心をもって接する 

    xvi  支援の仕事に見いだす喜びと感動

    xvii 困っている人がいない環境をつむいでいく

     

     

    進路を考えた高校生の時、

    鈴木さんには2つの希望の道があった。

    福祉の仕事か、新聞記者か。

    関東で生まれ育った彼女が合格した大学は、

    関東で1校、関西で1校。

    明治学院大学法学部政治学科と

    同志社大学文学部社会学科社会福祉学専攻。

    そして、関西で社会福祉を学ぶことを選んだ。

    東京の大学へ進学せず、京都に移り住んでまで

    社会福祉を学ぼうと決めた動機は何か。

     

    鈴木さんは、幼稚園から高校まで

    ミッションスクールに通っていた。

    「クリスチャンの家庭ではなかったんですが、

    小学校からそのままエスカレート式で高校まで、

    親が選んだ学校に通っていました」

    シスターのいるカトリック系の学校という

    物心のついた頃から思春期までを過ごした教育環境は、

    鈴木さんの中に、社会貢献、とりわけ弱い人のために

    尽くすという心のあり方を育てた。

     

    そして心の土壌が育った高校生の時

    たまたま出会った本の中で、

    経済学者で専修大学で教鞭をふるい

    後に名誉教授となった正村公宏氏の著書

    「ダウン症の子をもって」に出会った。

    著者自身が、父としてダウン症の息子と

    過ごした日々を綴ったその手記に影響を受け、

    福祉の道に進みたいと思った。

     

    実はこの選択にはもう一つの動機があった。

    恵まれた環境にあった鈴木さんだが、

    胸の内には、実家を離れ、

    そこから飛びだしたいという思いが膨らんでいた。

    何故かについては、また後の話として、

    進みたいと希望する道が新天地で待っていたのだ。

    迷うことなく、同志社大学へ進んだ。

     

    さて、夢叶えての新天地での大学生活。

    鈴木さんが打ち込んだのは“キャンプ”だった。

     

    福祉の道に進もうと影響を受けた

    「ダウン症の子をもって」の中に、

    著者の、ダウン症の息子さんが、

    大学生のお兄さんお姉さんたちと一緒に山に行き、

    登山をするという話があった。

    「へえ、大学生になったら

    こんな、すごいことができるんだ」と、

    その話が、強く印象に残っていた。

     

    そして同志社大学の入学式後のオリエンテーションで、

    京都障害児福祉協会が主宰していた

    キャンプのキャンプリーダー募集の紹介があった。

    大学生の自分が、障害のある子たちと一緒に

    海でキャンプをするというその話は、

    鈴木さんの心に刺さった。

     

    キャンプリーダーとなり、

    京都にある各大学からの参加学生の一員として

    週2回、研修やボランティア活動に参加し、

    夏休み中は、京丹後市にある

    久僧(きゅうそ)海水浴場近くにあった施設で

    キャンプに参加した。

     

    「大学時代は、勉強するよりもキャンプをしてましたね」と

    当時を振り返り、鈴木さんは笑った。

    記憶を辿りながら、一つひとつ確かめるように話す表情は、

    堰を切って溢れる思い出への懐かしさ、

    そして、今まさにその場にいるように楽しそうなものへと

    変わっていった。

     

    鈴木さんが、学校生活以外のほとんどすべてを

    費やしたと言ってもいいほど夢中になった、

    障害児とともに過ごすキャンプ。

    それは、鈴木さんが高校時代に本で知り、

    「大学生になったら、

    こんな凄いことができるんだ」と感心したというのも、

    もっともだと思うものだった。

     

     

                   次回「 キャンプリーダーで鍛えた実践力」へ

     

     

     

    協力:社会福祉法人 白寿会

     

    コーディネート協力:社会福祉法人 産經新聞厚生文化事業団

     

     

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    JUGEMテーマ:社会福祉

    | ☆ルポルタージュ「日々を織る」Person4 | 07:44 | comments(0) | trackbacks(0) |









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