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ぱんせどフランセ

思いつくまま、たまに仕事のことなども。

福祉の現場に生きる人たちへのインタビューをもとに書いた
ルポルタージュ「日々を織る」も連載しています。
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選択肢を増やし、世界を広げる。vol.11|「日々を織る」
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    ☆「日々を織る」福祉の現場に生きる人たちのルポルタージュ☆

     

     

    Person 3  永棟真子(ながむね あつこ)さん

     

    選択肢を増やし、世界を広げる。

     

      好きで選んだ仕事

      こんなに楽しい毎日 

      利用者と一緒に1日1日の生活を楽しむ 1/2 

      利用者と一緒に1日1日の生活を楽しむ 2/2 

      利用者からの思いやり 

      仕事を俯瞰するゆとり 1/2 

      仕事を俯瞰するゆとり 2/2 

      こんなに必要としてくれる人がいる 

      障害者の高齢化 1/2 

      障害者の高齢化 2/2 

    ⅺ   居場所がある、役割がある

    ⅻ   十人十色の楽しさを見つける

    xiii  支援力は、発想力

    xiv  職員の支援力を育てる 

    xv  世界を広げる、アンテナを磨く

    xvi  日々の暮らしを豊かに生きる

     

     

    自分の居場所がある。

    明日もまた、そこにいたいと思う場がある。

    自分の意思で自分の行動を選び、

    自分という人間の存在を認める。

    そう思える日々の暮らしを重ねていく環境を整える。

    それが福祉の仕事、支援の目指す本筋なんだと、

    永棟さんの話を聞きながら、そう思った。

     

    では、その環境を整えるために、何をどうするのか。

    利用者にとって、ここが自分の居場所だと確信し、

    自分という人間の存在を認められる場は、

    いったいどうすれば築いていけるのか。

     

    「役割があればいいんです。

     一般のお年寄りと一緒。

     役割がなければ、疎外感が生まれるでしょ」

     

    役割。

    そこで必要とされているということ。

    そこにいることを、誰かから望まれていること。

    障害の有無や高齢者という枠を超えて、

    およそ人が必要としていることではないだろうか。

     

    「あの手紙の人ね」と永棟さん。

    20年程前に、永棟さんが企画した書き方教室で

    自分の名前を書けるようになり、

    今、毎日、自分の名前を書いた手紙を

    永棟さんの事務所の机に届けてくれる利用者だ。

    「あの利用者さんにとって、

     手紙が、その居場所に繋がってるんです」

     

    手紙を届けるたびに、喜ぶ永棟さんの顔を見る。

    それは、あなたがいてくれて嬉しいという返事だ。

    あなたがいてくれて嬉しいと、

    誰かに、そう思われる何かを自分はできる。

    自分にはこれができるというその自信は、

    人を内側から照らす灯りになる。

     

    その人にとって、その一通の手紙は、

    人とのコミュニケーションツールなのだ。

    コミュニケーションに障害がある利用者にとって、

    自分の方から積極的に人と接する道があるというのは

    とても大きなことだ。

    人と自分を繋いで、自分の居場所をつくっていく。

     

    「あなたがいてくれることが嬉しい」という

    メッセージを受け取ることが

    1日1日を生きていくモチベーションになる。

    長生きの時代を迎え、

    人は高齢になってからの人生のビジョンを求めている。

    それは、障害の有無にかかわらず、

    誰にも共通することではないだろうか。

     

    「知的障害者が高齢化していくことへの不安は、

     モチベーションを上げられるような

     環境をつくることで解消していく。

     それが支援の力ですから」

     

    高齢化によって、昨日できていたことが

    今日、できにくくなっている。

    そんな、昨日と今日が違っていく速度を

    少しでも緩やかにしていく。

    そのための環境づくりは、

    利用者一人ひとりの生活に寄り添うものだ。

    何が楽しくて、

    何をしている時が落ち着くか。

    言葉の出ない利用者も、

    いやそういう利用者にだからこそ

    一人ひとりそれぞれの個性を見極めて環境を整えていく。

    それが、高齢化する障害者を支援していく力なのだ。

     

     

             次回「ⅻ 十人十色の楽しさを見つける」へ

      

             ※ 次回の更新は5月10日です。

     

     

    協力:社会福祉法人 産經新聞厚生文化事業団

     

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    JUGEMテーマ:社会福祉

    | ☆ルポルタージュ「日々を織る」Person3 | 08:20 | comments(0) | trackbacks(0) |









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