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ぱんせどフランセ

思いつくまま、たまに仕事のことなども。

福祉の現場に生きる人たちへのインタビューをもとに書いた
ルポルタージュ「日々を織る」も連載しています。
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選択肢を増やし、世界を広げる。vol.9 |「日々を織る」
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    ☆「日々を織る」福祉の現場に生きる人たちのルポルタージュ☆

     

     

    Person 3  永棟真子(ながむね あつこ)さん

     

    選択肢を増やし、世界を広げる。

     

      好きで選んだ仕事

      こんなに楽しい毎日 

      利用者と一緒に1日1日の生活を楽しむ 1/2 

      利用者と一緒に1日1日の生活を楽しむ 2/2 

      利用者からの思いやり 

      仕事を俯瞰するゆとり 1/2 

      仕事を俯瞰するゆとり 2/2 

      こんなに必要としてくれる人がいる 

      障害者の高齢化 1/2

      障害者の高齢化 2/2

    ⅺ   居場所がある、役割がある

    ⅻ   十人十色の楽しさを見つける

    xiii  支援力は、発想力

    xiv  職員の支援力を育てる 

    xv  世界を広げる、アンテナを磨く

    xvi  日々の暮らしを豊かに生きる

     

     

    1年365日、決まって自分の名前を書いた手紙を

    永棟さんに届けてくれる利用者が

    70代になったように、

    施設の利用者は高齢化してきている。

    それは、法人全体の施設に共通していることで、

    これは、日本の社会が直面している現実と、

    何ら変わるところはない。

     

    40代50代60代の友人と、

    70代になり80代を迎える親のこと話していると、

    昔できていたことが、

    だんだんできにくくなっていく現実が共通している。

    身体的な機能もそうだが、記憶力や判断力も然りで、

    親が一人で出かけたり、

    同年代の人たちと出かけたりする時、

    大丈夫だろうかと、皆、気もちのどこかで心配している。

     

    利用者が高齢化していく施設でも、それは同じことだろう。

    しかも、知的障害や身体障害、重複障害のある利用者が

    一斉に高齢化していくのだ。

    その変化をどう受け入れ、対応していくのだろうか。

     

    「お年寄りになって、いろんなことが、

     それまでとは違ってくるということについて、

     障害者だから特別に起こることってないと思うんです」

     

    日本社会の高齢化が取りざたされて久しい。

    施設にも、やがて高齢化の波が押し寄せることを見据えて、

    法人の仲間たちと思索を重ね、色々と取り組みを試みてきた

    永棟さんの言葉は力強かった。

     

    「ただ、一般の高齢者に比べて、

     機能の低下が、鋭く急なカーブを描くだろうと思います」

     

    一般高齢者が、徐々に徐々になだらかな曲線を描いて

    身体や認知能力の機能が衰えていくとしたら、

    施設の利用者である障害者は、

    高齢化によって身体や認知能力が

    急勾配を描いて衰えていく。

    それは、どういうことか。

     

    一般の高齢者は、人生のプランを自分で決められる。

    老後を意識した時、将来の生活をイメージしたり、

    退職後の自由な時間をどう楽しむかを考えたり、

    自分で決めた人生のプランの先に、

    高齢になった暮らしを迎えられる。

    それに対して、知的障害者の場合、

    自分自身が手にしている選択肢が圧倒的に少ない。

     

    たとえば、知的障害者は友だちづくりが難しい。

    外に出て、人と関わる機会が少ないから、

    必然的に、友だちをつくる機会も限られる。

    ここで、友だちと一緒に出かけるとか、

    何か趣味を楽しむという選択肢が減る。

    外の世界に出て、人と関わって

    その日を楽しむという選択肢が消えていくのだ。

     

    「普段の生活の中で、

     ハッピーやなって感じることがどれだけあるか。

     それによって暮らしの質が違ってくると思うんです。

     楽しみがあって、イキイキとその日を暮らすかどうか、

     やっぱり、健康を維持していくことに

     影響するんじゃないでしょうか」

     

    だから、利用者の選択肢を一つでも増やす努力をする。

    それが私たちにできる支援なのだと、永棟さんは言う。

     

     

                       次回 「 障害者の高齢化 2/2」へ

     

     

    協力:社会福祉法人 産經新聞厚生文化事業団

     

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    | ☆ルポルタージュ「日々を織る」Person3 | 11:46 | comments(0) | trackbacks(0) |









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