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ぱんせどフランセ

思いつくまま、たまに仕事のことなども。

福祉の現場に生きる人たちへのインタビューをもとに書いた
ルポルタージュ「日々を織る」も連載しています。
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選択肢を増やし、世界を広げる。vol.4 |「日々を織る」
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    ☆「日々を織る」福祉の現場に生きる人たちのルポルタージュ☆

     

     

    Person 3  永棟真子(ながむね あつこ)さん

     

    選択肢を増やし、世界を広げる。

     

      好きで選んだ仕事

      こんなに楽しい毎日 

      利用者と一緒に1日1日の生活を楽しむ 1/2 

      利用者と一緒に1日1日の生活を楽しむ 2/2

      利用者からの思いやり

      仕事を俯瞰するゆとり 1/2

      仕事を俯瞰するゆとり 2/2

      こんなに必要としてくれる人がいる

      障害者の高齢化 1/2

      障害者の高齢化 2/2

    ⅺ   居場所がある、役割がある

    ⅻ   十人十色の楽しさを見つける

    xiii  支援力は、発想力

    xiv  職員の支援力を育てる 

     xv  世界を広げる、アンテナを磨く

    xvi  日々の暮らしを豊かに生きる

     

     

     

    まだ新人だったころの永棟さん。

    いつものように、どうやって利用者の皆を

    楽しませようかと考えていて、

    ある日、蛇花火をしようと思い立った。

    円筒形の黒い蛇玉に火を点けると

    その筒が煙をあげながらにょろにょろと

    蛇がくねるように伸びていく花火だ。

     

    施設の玄関先に集まって、

    一つ、また一つと蛇玉に火を点け

    そのくねくねとした不規則な動きを

    皆でおもしろがっている時、

    玄関の自動扉が開いて、

    絶妙のタイミングと風向きで吹いた一陣の風が

    蛇玉からもくもくと上がる煙を

    施設の屋内にサアッと送り込んだ。

    そして、その煙を探知した報知器のベルが

    施設内に鳴り響いたというわけだ。

     

    利用者の皆にとりたてて影響がなかったので

    そんなに叱られた記憶はないというが、

    「私の上の人は、もっと上やら、

     いろんなところから叱られはったんやろなあ」

    と、懐かしそうに笑う永棟さんに、

    人と接することそのものを仕事にしたいと

    高校時代から目指していた福祉の仕事は、

    利用者の皆と日常生活を楽しんでいるようで、

    楽しくて、楽しくて仕方なかったという言葉が表す

    新人時代の日々の姿を想った。

     

    先ず、自分が楽しいと思うことを、皆と一緒に楽しむ。

    そのシンプルな秘訣を実践して、

    利用者の皆と、毎日の生活を楽しむ。

    今日も楽しかったと眠りにつく日々の積み重ね。

    それは、利用者の生活の豊かさであり、

    同時に永棟さん自身の生活の豊かさだった。

     

    「楽しそうな利用者さんの顔見て、すくわれるんですよ」

    新人のころから現在に至るまで、

    それはずっと変わらない。

    皆に楽しんでもらいたい、

    皆と一緒に楽しみたいという思いに、

    利用者たちは、絶対と言っていいほど、

    笑顔で応えてくれるという。

    そこにあるのは、気もちのやりとりに他ならない。

     

    職員が不機嫌な時、その空気を察して

    利用者たちは寄り付かない。

    職員が笑っていると、

    利用者ものびのびと笑って集まってくる。

    知識や技術は確かに必要だ。

    しかし、その前に、職員と利用者と、

    人と人の気もちの交流がある。

     

    一緒に、日々の生活を楽しみ、

    今日という良い1日を積み重ねていく。

    人と人が関わりあい、

    生きていくということの根本が、

    福祉の現場の土台なのではないだろうかと思う。

     

     

          次回「 利用者からの思いやり」へ

     

     

    協力:社会福祉法人 産經新聞厚生文化事業団

     

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    JUGEMテーマ:社会福祉

    | ☆ルポルタージュ「日々を織る」Person3 | 07:44 | comments(0) | trackbacks(0) |









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