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ぱんせどフランセ

思いつくまま、たまに仕事のことなども。

福祉の現場に生きる人たちへのインタビューをもとに書いた
ルポルタージュ「日々を織る」も連載しています。
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意味づけしすぎたら立ち止まる
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    アイデアを企画に育てていくなかで

    ついつい意味づけをし過ぎ始めた時、

    危ないなと思う。

    何かそこには、

    自分の考えの正当化とか、

    自己陶酔とか、押し付けがましさとかが

    入ってきているのではないかと思うのだ。

     

    アイデアが浮かんだ時、

    たぶん、その背景、自分の無意識の中には

    すごく色んなことがあるのだと思う。

    そういうものが、

    そのアイデアを企画へと育てていく中で、

    水底から、フツ、フツ、フツと

    浮き上がってくる泡のように

    表面に浮き出してくる。

    それが、色々な意味になるのかもしれない。

     

    けど、浮き上がってくる泡が、

    水の中に腕をつっこみ、

    むりやりかき混ぜたから上がってきたものだとしたら、

    たぶん、そのアイデアは、

    何度も何度も濾過して澄ませなければ

    飲めない水のように、

    濁ってしまっているのではないだろうか。

     

    よしんば、自然に上がってきた泡だとして、

    それは、とても自分の個人的な意味であって、

    それをすべて並べ立てるのは、

    なんていうか、ねえ、聞いて聞いて、と、

    昨夜自分が見た夢の話を、

    たいしてそれに興味もない

    赤の他人に延々と聞かせ続けるような

    無粋な行いではないだろうか。

     

    ……と、

     

    企画を考えている自分の頭の中の自問自答が

    ずいぶんとクドクドしてきたことに辟易して、

    意味を重ねて行けば行くほど、

    最初、ワクワクしたはずのアイデアから

    ときめきが褪せていくのを見つめながら、

    そんなことを思ったのだ。

     

    蓮の花に目を奪われるのは、

    その花の美しさゆえだ。

     

    泥の上に咲く美しさというストーリーが

    心に響くのも、たしかだ。

    けどそれは、黙して語らず、

    ただ美しく咲う花があってこそ人の心に届く。

    もし、蓮の花が饒舌に語りだしたら、

    人はまもなく耳をふさぎ、やがて目も背けるだろう。

     

    先ずは、すっくとした美しさを。

    そして、もっと先を知りたくなるようなプロローグを。

    そう、プロローグでよいのだ。

    アイデアを企画にする時、

    まず、誰かに共有してもらう意味は、

    その相手と一緒に新しい旅を始めるための

    序章でいいのだと。

     

    もやもやと、胸の内にあった、

    危うさへの不安への自分なりの答えが見えてきて、

    やっと、また、考えることに戻れるな。

     

     

    JUGEMテーマ:エッセイ

    | 仕事の話 | 07:57 | comments(0) | trackbacks(0) |









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