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ぱんせどフランセ

思いつくまま、たまに仕事のことなども。

福祉の現場に生きる人たちへのインタビューをもとに書いた
ルポルタージュ「日々を織る」も連載しています。

ブランディングについての記事は、フランセのWebに書き始めました。
日記|コロナ禍、緊急事態宣言の街
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    朝9時台、いつもなら車が列をなすバス通りは閑かだった。

    歩道の人影もほとんど無く、追い抜いていく自転車もなかった。

    平日だというのに、ガランドウのビルが並んでいるかのような

    しゅんとした空気が通りに漂っていた。

     

    ターミナル駅に繋がる地下街に潜ると疎らな人が押し黙って歩き、

    ラジオステーションから流れてくるDJの声も今日は聞こえず、

    無音の空間を浮遊しているような気分だった。

     

    メトロや私鉄の改札口が集まるあたりになると

    細い小川ほどの人の流れがあった。

    街の中心部に進むためにその流れに合流すると

    改札の向こう、私鉄の駅からアナウンスが聞こえてた。

     

    国土交通省、厚生労働省から

    新型コロナウイルス感染症対策のお願いです…と始まり、

    混雑回避やマスク着用、手指消毒などについてのアナウンスが続いた。

     

    無言で人との間隔を保ちながら歩くマスク姿の人たちの中で

    そのアナウンスを聞いていると、

    ふっと非現実の世界にワープしたような感覚に陥った。

    SF映画のワンシーンに入り込んだような感覚。

    まさしく非常事態だと…ガラス越しに見えた現実。

     

    4月以来、2度目の緊急事態宣言発出中の街がどんな風に見えたか。

    こんなことがあったのよ、こんなだったんだよと

    思い出話になる日が、1日も早く来るようにと思いながら、

    こんな日のことを記しておこう。

     

     

     

    JUGEMテーマ:エッセイ 日々の切れ端

     

     

     

    | Daily living | 18:47 | comments(0) | - |
    粉もんが好きである。
    0

      大阪人である。

      粉もんが好きである。

      大阪と言えば「蛸焼き」か「お好み焼き」という

      想像力乏しい型にはめられるのは嫌いであるが、

      自分の口からは言う。

      大阪人である。

      粉もんが好きなのである。

       

      大阪人でなくとも粉もん好きの人はおられようが、

      それはパンやらパンケーキやらパスタやら、

      小麦粉を使った食べ物がお好きなわけであって、

      粉もん好きとは似て非なるものである。

      ”粉もん”という垢抜けない世界に足を踏み入れていないのである。

      そうなのよ、私もパンケーキが好きなのよ、などということを

      “粉もん”の魅力を抗えない大阪人に向かって言ってほしくはないのである。

      粉もん好きを標榜するには、

      “粉もん”というコテコテ感たっぷりの垢抜けない香りを

      我が体臭として受け入れてから言ってもらいたいのである。

      知らんけど。

       

      何しろ、こちとら、子どものころ、祖母ん家に遊びにいって

      おやつに”団子汁”を作ってもらったのである。

      味噌スープの中に練った小麦粉でつくった団子をいれたものを

      おやつに出してもらったのである。

      これっておやつ?おやつなのか?と子ども心に思いながらも、

      けしてその疑問を口には出さず、

      「おいしいか?」と満足げに問う祖母に

      「うん、おいしい」と答えた身である。

      小腹が空いた時に祖母が食べる間食と、

      幼稚園に行く前の子どもが期待するおやつとは、

      似てすらいない非なるものである。

      しかし、子どもながらに「こんなん、おやつちゃう」とは言えなかった。

      気を良くした祖母は、それからもそれからもそれからも

      おやつに”団子汁”を作ってくれたのである。

      そうして、いつしか「団子汁」の味が忘れられなくなり

      いっぱしの”粉もん好き”へと育っていったのである。

      こうして、粉もん好きの大阪人ができあがっていくのである。

      これが、大阪人、粉もん好きへの道なのである。

      知らんけど。

       

      ちなみに、大きくなってから”すいとん”という言葉を知った。

      よくよく聞けばそれは "団子汁"ではないか。

      そのとき、年頃の娘さんになっていた私は、ケッ!と思ったのであった。

      口には出さぬが心の中では、ケッ!である。

      ”すいとん”だなんて垢抜けた響きはケッ!である。

      だって大阪人だもの。

      知らんけど。

       

      そしてそんな、ほかの大阪人のことは一切知らない一大阪人の私は、

      お好み焼きの「このみちゃん」に夢中なのである。

      いや、夢中というのは言い過ぎた。

      やや夢中、いや、ややもすれば夢中である。

      お好み焼き食べたいなあと思ったら

      決まって頭に浮かぶ存在が「このみちゃん」なのである。

       

      容器に、キャベツ、練った粉、山の芋、天かす、ネギ、紅ショウガ、

      卵、豚肉、海老、そしてソースにマヨネーズ、青海苔と粉がつおが

      入ったお好み焼きセットである。

      この紅ショウガが入っているところが、これまた、たまらんのである。

      紅ショウガの天ぷらをこよなく愛する大阪人の心を分かっているのである。

       

       

      このみちゃんセット

       

      容器から弾む心で具材を取り出し、また戻し入れて掻き混ぜる。

      大きな容器の中で、空気をふくませるようにサクサクッと

      手首のスナップをきかせて掻き混ぜるのである。

      そして軽やかに混ざり合った具を熱したフライパンに流し込み、

      豚肉と海老をのせて待つ。

      押さえたり、動かしたりせず、待つ。

      縁の方の粉に生っぽさがなくなってきたら返す。

      そしてまた待つ。

      豚肉の脂の焼けた匂いがしてきたところで

      もう一度ひっくり返す。

      ふわふわに焼き上がったお好み焼きに

      ソースとマヨネーズ、そして青海苔と粉がつおをかけて出来上がりである。

       

      完成このみちゃん

       

       

      こんなに手軽で、自分で一から作るより美味しいのだ。

      母親世代の料理自慢のご婦人たちから教えてもらって最初に食したとき、

      もうこれからは、家でお好み焼きを食べるときは「このみちゃん」と決めた。

      キャベツを刻んで、出汁で粉を溶いて、山の芋を磨り下ろして、

      ネギと紅ショウガを刻んで、

      天かすや、そうそう料理で使わない青海苔や粉がつおを調達してつくる

      自家製のお好み焼きより美味しいのだ。

      1度に2枚や3枚食べられそうな勢いである。

      粉もん、バンザイである。

      粉もん食べ過ぎ要注意なれど、やっぱり好きな物は好き。

       

       

      JUGEMテーマ:おうちごはん

       

      | Daily living | 11:00 | comments(0) | - |
      日々の断捨離
      0

         

        一昨日、10月最後の日曜日、

        楽しみにしていたイベントがあったのだけど、

        朝、目覚めてすぐに窓の外を見たら

        讃岐うどんのごとく太麺な雨がザーザーと降りしきり、

        前の通りを歩く人が、ひっくり返った傘と格闘していて、

        こりゃあ、天気予報がおっしゃるとおりの台風ですね、

        どこからどうみても台風ですね、

        否定しようのない台風ですね、

        まごうことなき台風ですね、

        不急不要の外出禁止の台風ですねと、

        出かけるのをよしました。

         

        で、

        上がったり下がったりする気温を追いかけて

        半袖のTシャツと薄物のセーターが

        乱気流にかき混ぜられたように入り交じった

        箪笥の引き出しをひっくり返して衣替え。

         

        そして、衣替えは、毎回、

        この服、置いときますか?

        それとも、お礼とお別れ言いますか?

        の、小さな自問自答タイム。

         

        色褪せたとか、

        どうコーディネートしても

        オールドファッション感否めないとか、

        若づくり感出てないかとか、

        なんかちょっと気分にしっくりこなくなってきたとか、

        いろいろなフィルターがあって、

        オフシーズン用のケースいり、

        ありがとうございましたの袋行きに

        仕分けていくのですが、

        今回の衣替えでは、

        みごとにすべてがオフシーズンのケースいり。

         

        たぶん、これは違うと思った時々に、

        未練を捨てるということを心がけてきた

        ここ最近の暮らし方が効いていたのだと、

        なんていうか、ある種の達成感がありました。

         

        日々の中で、

        今の自分に沿うワードローブに整えて

        数を少なくしてきたことで

        かえってコーディネートの幅が広がり

        服の数が増えたように感じていたのに、

        実際は、ずいぶんと削ぎ落とされていたわけで。

        なんていうか、あー、気もちいいっ、と、

        達成感があったのです。

         

        今、自分が何を着たいか。

        どんな装いでいることが心地よいか。

        Tシャツ1枚、ジーンズ1本を

        自分を映す鏡に、磨いておく。

        ちょっと、いま、そういう暮らし方が

        気に入っております。

         

         

        JUGEMテーマ:日々の切れ端

        | Daily living | 08:14 | comments(0) | trackbacks(0) |
        鯖街道から
        0

           

          友だちからの帰省土産「焼き鯖へしこ」。

           

          「へしこ」って、塩漬けの鯖を

          糠に漬けたものだとばかり思っていたら、

          焼き鯖を醤油に漬けた、こういうのもあるのですね。

           

          焼き鯖の香ばしさと醤油のコクがあいまって、お〜いしい。

          ごはんが進むったら、ありゃしません。

           

          さすが、鯖街道の起点の町です。

          焼き鯖寿司といい、

          鯖のへしこといい、

          鯖のおいしさを堪能させてくれます。

           

          新鮮な野菜と魚。

           

          実家で暮らしていた若い頃は

          そうも思わなかったけど

          最近は、大阪に戻ってしばらくすると

          あの、野菜と魚が恋しくなるという

          友だちの気持ちは想像に難くないです。

           

          そういう細やかな、

          日々の暮らしの嬉しさが

          豊かさを織り上げていくのだと

          五臓六腑で納得した次第です。

           

          焼き鯖へしこ

           

          JUGEMテーマ:おうちごはん

          | Daily living | 08:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
          好きな納豆の食べ方、教えて!
          0

             

            納豆のネバネバを、

            さらにネバネバ化する

            ネバネバミックスが好き。

             

            ネバネバミックスって何だ?

             

            それは、

             

            納豆に、

            納豆昆布なる昆布と

            さっと茹でて薄くスライスしたオクラと

            細かく刻んだ長いもに

            たたいた梅干しをいれて、

            混ぜて混ぜて混ぜ〜〜て

             

            とろっとろのねばっねば、にしたのを

            ちゅるちゅるっと、いただくのです。

             

            熱々の白ご飯や玄米ご飯にかけてもいいし、

            いりゴマを加えて、パスタソースにしてもいいし、

            これを具に焼きおにぎりにしてもいい。

             

            この暑く、暑く、蒸し暑〜い夏に、

            元気が出そうで、好きな食べ方です。

             

             

            好きな納豆の食べ方、教えて!

            JUGEMテーマ:おうちごはん

             

            | Daily living | 07:51 | comments(0) | trackbacks(0) |
            いただきもので晩酌
            0

               

               

              これがほんとうのほんとうに

              今年の最後のものと、

              北陸の実家近くの農家さんで手に入れた

              里芋を友だちからのお裾分け。

               

              この時期に里芋をいただけるなんて、

              これは、いうならば、

              冬にスイカをいただくようなものではないかいな。

               

              しかも北は北海道から南は九州まで

              お待ちかねのバイヤーさんがいるくらいの

              里芋農家さんの作物らしく。

               

              どうやっていただこうかと考えた末、

              あご(トビウオ)をベースに、

              鰹と昆布をきかせた出汁をしっかりとって、

              ほんの少し淡口醬油をおとしただけの

              関西風の薄味にたきました。

               

              シンプルな出汁の味が、

              里芋の風味をひきたてて、すごく美味しゅうございマス。

               

               

               

              と、おいしいお惣菜ができたところに、

              これまた珍しい焼酎を

              宮崎のお土産にいただきました。

               

              20度と、焼酎にしては弱いので、

              そのままストレートでいただけるということで、

              パッケージのアタマについたお猪口が、

              そのままぐびっと、と語ってます。

               

               

               

              こうなればもう、晩酌でしょうと。

              土曜の夜、週末だものと、晩ご飯とは別腹に、

              里芋と冷蔵庫の常備菜で

              お風呂上がりに一杯いただきました。

               

              うんまかった。

              なんていうか、気もちが、満ち足りていた。

               

              ごちそうさまでした。

               

               

               

               

              JUGEMテーマ:おうちごはん  焼酎

              | Daily living | 07:48 | comments(0) | trackbacks(0) |
              好きな「なす料理」なに?
              0

                 

                「お漬け物」と「焼き茄子」。

                 

                味噌田楽も麻婆茄子も天ぷらも、

                どんな風に料理してもおいしい茄子ですが、

                茄子といって思い出すのは、

                やっぱり「お漬け物」と「焼き茄子」かしら。

                 

                 

                水茄子の浅漬けを手でさいて、

                白ご飯といっしょにいただくのが、

                なんといっても一番。

                 

                ころんとした茄子を包んだ糠を落として

                さっと水で洗って、

                包丁を使わずに手でさいて。

                 

                炊きたての白いご飯を

                ご飯茶碗に七分目ほどよそう。

                 

                お茶は、そうさなあ、

                冷やしすぎていない麦茶がいいな。

                 

                く〜っ、たまらん。

                 

                想像するだけで、もう、たまらんっ。

                 

                 

                おつぎは、焼き茄子。

                 

                網で焦げ目がつくまで焼いた茄子の皮を

                アッチ、アッチ、アァッチィ、と

                小さな悲鳴を上げながらむいたあと、

                これもまた、手でさいてから

                粗熱をとったところで冷蔵庫へ。

                よ〜く冷えたら、

                生姜醤油でいただくのです。

                 

                これもまた、

                炊きたての白いご飯があうのです。

                 

                たまらんなあ。

                 

                あ、いや、どちらも、

                冷酒でいただくのも、いいですな。

                 

                う〜、たまらん。

                 

                 

                …で、写真は白茄子と長茄子を、

                オリーブオイルでソテーして

                ブラック、ピンク、グリーンのペッパーと

                岩塩で味をととのえたもの。

                ワインに合わせて、ちょっとイタリアンな感じに

                料理したもの。

                 

                これもおいしかったんだよなあ。

                 

                 

                 

                 

                好きな「なす料理」なに?
                JUGEMテーマ:おうちごはん

                | Daily living | 07:46 | comments(0) | trackbacks(0) |
                夏に食べたい麺といえば?!
                0

                   

                  韓国冷麺。

                   

                  ネンミョンという、

                  あの、ちょっとゴムみたいな弾力のある

                  韓国の冷麺かな。

                  夏に食べたい、と限定するのなら。

                   

                  蕎麦やうどんは、冷やでも一年中食べたいし、

                  素麺だって、口当たりのいいものが食べたい時には、

                  冷水でキュッと締めたのを

                  真冬にもいただきたくなる。

                   

                  そうやって考えた時、

                  夏になって食べたくなるのは、韓国冷麺であるなあ。

                   

                  酸味と辛味と、ほんのりした甘さ。

                  キンキンに冷やした麺の上にのせた

                  キムチやキュウリもいいのよねえ。

                   

                  って、考えてたら、すんごく食べたくなってきた。

                   

                  ふふふ、今日明日、一緒にランチに行く相手は、

                  韓国料理につきあわされることになりますな。

                   

                   

                                                                                    Phot : Original image from Pixabay

                   

                   

                  夏に食べたい麺といえば?! 

                  | Daily living | 07:18 | comments(0) | trackbacks(0) |
                  ずいきの煮物
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                    福井県の実家に戻っていた友だちが、

                    「天日干しの芋茎(ずいき)」をお土産にくれました。

                    朝市のような所で売っている農家の自家製だそうで、

                    以前、町のスーパーマーケットで見かけて買ったこともありますが、

                    採れたて天日干しは、美味しさが違いました。

                     

                    シャキシャキとしっかりとした歯ごたえ、モチモチとした食感。

                    口に広がる風味を、土とお日さまの滋養そのものに感じました。

                     

                    里芋と一緒に煮るとおいしいよ〜、と

                    冷凍保存してあったお芋さんまで一緒にくれたので、

                    いただいたその日のうちに、

                    京揚げと里芋と一緒に料理しました。

                     

                    福井の郷土料理では、

                    酒と醤油と味醂で煮るそうなので、

                    大阪風の出汁はかなり控え目に。

                     

                    しっかり煮たけれどお酒の香りがほんのり残っていて、

                    濃い口の味だけど、辛くはなく

                    芋茎のしっかりした食感や風味とマッチして、

                    いつもとは違う味わいを楽しめました。

                     

                    大きめの里芋も肉がしっかりしていて、

                    いつもの薄味に炊いたんとはひと味違う

                    煮っころがしのおいしさで新鮮でした。

                     

                    友だちん家からやってきた郷土料理、うまかった。

                     

                     

                    ずいきの煮もの

                     

                    JUGEMテーマ:おうちごはん

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