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ぱんせどフランセ

思いつくまま、たまに仕事のことなども。

福祉の現場に生きる人たちへのインタビューをもとに書いた
ルポルタージュ「日々を織る」も連載しています。
紺の空 桜ひかる 月あかり
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    街路樹の桜。

    見上げると、花の向こうに、月が輝いていた。

     

     

    月曜日、週明け早々

    どっぷり疲れた帰り道、

    濃紺の空に浮かびあがる

    桜の艶やかさに

    思わず足をとめ見上げると、

    花の向こうから

    月の光が降っていました。

     

    街中の喧騒のなかで、

    煩わしさも、焦燥も、消え去った

    しずかで、うつくしい瞬間でした。

     

    一週間のおしまいに、写真を眺めて

    また、その静かさに浸っています。

     

    JUGEMテーマ:

     

    | なんでもないけどステキな日 | 22:11 | comments(0) | trackbacks(0) |
    よりいっそう、誕生日、ありがとう。
    0

       

      3月11日。

      今日は母の誕生日。

       

      7年前から、この日の誕生日を

      どこか手放しに喜ぶことをはばかるような、

      そんな気分がありました。

       

      もちろん、それまでどおり

      乾杯をし、

      ちょっとご馳走をいただき、

      ささやかな贈り物をして、

      つつがなく、また一歳を重ねられたことを

      ささやかに祝うことはしていましたが。

       

      なんていうか、どこか、

      この3月11日という日に刻まれた記憶の前に

      ひかえる、という感覚が混ざっていた。

      そんな気がします。

       

      けど、今年は、

      そういう感覚がすっかり拭い去られて、

      ほんとうに、

      手放しに、その喜ばしさを祝うという気もちでいます。

       

      今年、1月の末に、ちょっと腰を痛めて

      毎日の生活がずいぶん不便になり、

      日にち薬で治すしかないと

      手助けをしながらの毎日のなかで、

      今まで、これといった病気や怪我もなく

      元気にきてくれたことに

      あらためて感謝の気もちが深まり、

      ほんとうに、誕生日が嬉しいのです。

       

      これまでも健康に勝る宝はないと、

      年に一度、インフルエンザの予防接種に行く以外、

      病院とは無縁な母の健康さをありがたく思っていましたが。

      今回、つくづくとそのありがたさが身に染みました。

       

      なもので。

      すこしづつ、季節が春めく中で

      ゆるりゆるりと具合もよくなり、

      乾杯を楽しみにするくらいになって迎えた誕生日。

      うれしいです。

      だから、手放しで祝います。

       

      生命や、

      なんでもない普段の日々が

      当たり前のように繰り返されることの貴重さを

      思うこの日だからこそ。

       

      ちょっと忘れっぽくなって、

      駅までの徒歩の時間が1割増しになって、

      料理がちょっとヘタになって…と。

      ちょっとずつ、

      歳、寄りましたねと思うなか、

       

      元気で、まあ、元気で迎えた誕生日。

      ありがとう。

       

      楽しくて、あたたかくて、やさしくて、

      朗らかで、健やかな一日一日に

      また恵まれますように。

       

      誕生日、おめでとう。

       

       

       

      JUGEMテーマ:エッセイ

      | なんでもないけどステキな日 | 16:41 | comments(0) | trackbacks(0) |
      静謐さのなかで、小さな春に。
      0

         

        月に一度、きまってお参りするお寺があります。

         

        境内に立つと心が閑かに穏やかになる。

        お堂に座って手を合わせると

        あたたかくやさしく満たされていく。

        そういう心持ちになる空間で、

        宝物のような場所です。

         

        特別、大きく、煌びやかなというわけではないのですが、

        街中に、こんなに静謐な場があるのかと

        門をくぐった瞬間、

        遥かな旅路を来たかのような気もちになるのです。

         

        けして威圧的ではなく、

        むしろ柔和な感じのする厳かさに包まれて

        1時間でも2時間でも、

        半日でも一日中でもそこにいたくなる。

         

        1200年の間、

        そこに流れ続けた祈りの時間のなかに、

        自分を委ねる。

        そこにある、なんともいえない安心感。

         

        こないだの日曜日、お参りにあがると

        境内に、

        紅梅と白梅の盆栽が一対、並んでいました。

        小石の波の上で、

        さあ、いよいよ、春が来たよと

        告げてくれているような姿に、

        なんとも、嬉しくなりました。

         

         

         

        JUGEMテーマ:日々の切れ端

        | なんでもないけどステキな日 | 09:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
        春のはじまり詣
        0

           

          こないだの日曜日、

          カーテンをあけると

          太陽の光がさあっと差し込んできました。

           

          空を見上げると、とても明るい青。

          ところどころに浮かぶコットンレースみたいな雲も

          とても明るい白。

           

          ガラス越しにも、

          その空の下に広がる風の冷たさは伝わってきましたが、

          それでも、

          今日は、春のはじまりの日なんだものねと。

           

          かたく握った手のひらをひらくと

          包みこんでいた綿がふわぁっと広がっていくような、

          春の気配を感じた時の

          浮き立つような和らぎが胸にぽっと広がりました。

           

          その春の陽気に誘われて、

          のんびり歩いて30分ほどの

          ちょうど散歩の距離にある神社まで、

          春のはじまり詣に行きました。

           

          こわばる頬を切るような風の中を歩いて

          神社に着くと、

          小さな境内に十数人の参拝者がいて

          ちょっとした賑わいがありました。

           

          節分、立春ということで

          甘酒をふるまっておられた社務所前には、

          かじかむ両手で湯のみを包み

          体を温める人の群れもあり、

          ほんとうに、ささやかな

          春のお祝いの日のようでした。

           

          お鍋からお玉で汲み入れた甘酒を、

          おろし生姜をちょんと掬ったスプーンで

          軽くかき混ぜてから、

          はいどうぞ、と差し出される

          湯のみ一杯のもてなし。

           

          お参りをすませていただいたその甘酒は、

          さあ、春の恵みを喜んで頂戴しましょうねと

          語りかけるように、

          凍えて縮こまった体を温め、

          その体に閉じ込こもった心をほどいてくれるようでした。

           

          よい春、よい春、と、

          肌を刺す風のなかを行きながらの帰り道、

          知らず知らずに口ずさんでおりました。

           

           

          | なんでもないけどステキな日 | 08:23 | comments(0) | trackbacks(0) |
          心のこもったお土産
          0

             

            友人から、ポルトガルのお土産をもらいました。

             

            マカロンみたいなピンク色が

            とってもスイートなノートとボールペンのセットと、

            鰯のトマト煮の缶詰。

             

            ノートとペンのピンク色は大好きな色。

            文房具、なかでもノートやペンに目がない私に、

            きっと売り場にいたら、

            ひゃー、かわいいっと、手を伸ばしただろう

            デザインのものをセットにして。

             

            開いてみたら、

            これも、一番大好きな白紙のページ。

            なんてったって、

            ノートは白紙が好き。

            その次が、うすい方眼。

            罫線入りのを求めるときは、

            よっぽどその表紙や大きさや紙の感じが好きな時。

             

            そういう好みを全部わかって、

            選んできてくれたセットですよ。

             

            そして、

            ポルトガルの名産という鰯の缶詰。

            しかも、これもまた大好きなトマト煮。

            ワインに合うよ〜と。

            よろこぶツボをおさえたチョイス。

             

            これ、よろこぶぞ〜、土産にしちゃろう、と

            旅先で、私のことを思い浮かべながら選んでくれている

            友だちの姿を想像して、とても嬉しかった。

             

            そこにいない時に、

            私という人間の姿をちゃんと思い浮かべてくれている。

            友だちって、ほんとにあたたかい。

             

             

             

            JUGEMテーマ:日々の切れ端

            | なんでもないけどステキな日 | 07:30 | comments(0) | trackbacks(0) |
            アンテナがキャッチしたみたいに、偶然見つけたイベント。
            0

               

              先日、梅田で所用と所用の間に

              2時間近い待ち時間ができ、

              ちょっと見ておこうと思うイベントを見つけ

              阪急百貨店に行きました。

               

              そうしたら、

              NPOフェスティバルというイベントが、

              あわせて行われておりました。

               

              何気なしに、最初にのぞいたブースで、

              子ども用の車椅子の認知度アップに動いてらっしゃる

              というお話を聞き、

              いっきにこちらのイベントに関心が傾きました。

               

              大人用の車椅子は、一目で車椅子と認められるのですが、

              子ども用の車椅子は、バギーカーと受けとめられ、

              時に、バギーカーはご遠慮くださいと、

              車椅子に乗ったままの入場を断られる場面もあるとかで。

              子ども用の車椅子の認知度をあげるところから、

              その使用についての障害を取り除こうとしていらっしゃるのでした。

               

              お話を伺いながら、7つのブースをまわり終えたら、

              とりわけ心惹かれた活動についての

              プレゼンテーションがちょうど始まりました。

               

              障害者のスイミングをサポートをする活動で、

              写真の左上にあるスクリーンには、

              車椅子でプールに入っている様子が映し出されています。

              (顔が見えないよう写真加工しているので、

                 ちょっと分かりにくいのですが)

               

              身体障害、知的障害、重複障害があっても

              水の中の開放感を味わえる。

              最初は、おっかなびっくりの人も、

              水に馴れると、自然と笑顔になるそうで。

               

              このブログに連載中の

              ルポルタージュ「日々を織る」の原稿を

              書き進める中で、今、考えていること。

              普段の暮らしの中に、

              自分で選べる楽しみごとが増えるという豊かさ、

              ということに、すごく繋がっていると。

              なんていうか、

              白湯を飲んだような温もりが胸の内に広がりました。

               

              2時間近い待ち時間を

              カフェでノートを広げたり、本を読んだりではなく、

              町を歩いて、何かを見つけたり、感じたりして過ごそうと。

              何となく思いついて、偶然見つけたイベントが、

              今の自分の考えていることの鏡のようであって、

              低温で長続きする刺激を与えてくれました。

               

               

               

              JUGEMテーマ:社会福祉

              | なんでもないけどステキな日 | 07:35 | comments(0) | trackbacks(0) |
              Happy day, happy new year!
              0


                あけましておめでとうございます。


                初詣の帰り道、

                桜の枝に小さな蕾を見つけました。


                この冬のただ中に、

                桜は静かに春の準備を始めている。

                ほんの小さな発見が、

                新しい1年のはじまりの日を、

                このうえなく素敵にしてくれました。


                この新しい1年が、

                健やかで朗らかな日々でありますように。


                本年もよろしくお願いいたします。



                | なんでもないけどステキな日 | 17:42 | comments(0) | trackbacks(0) |
                双子座のスーパームーン
                0

                   

                  昨日、月曜日、12月4日の午前12時30分過ぎ。

                  スーパームーンを見上げにベランダに出ました。

                  が、小さく区切られた都心の空の中に月はいず。

                  前夜の8時過ぎに窓から見上げた月も

                  ずいぶんと、明るく大きく美しかったので、

                  ま、それで、スーパームーンを

                  見た気になっておこうか思いましたが

                  いやいや、やっぱり、

                  いざ満ちる月を、すんごく近くで見たいのだと

                  冬の夜気をおそれずに、外に出ました。

                   

                  自分の生まれ星座の双子座で満月。

                  しかも、スーパームーンってことで、

                  いつになく、熱心だったわたし。

                  あ、月、見つけた、と思った瞬間、

                  乱視の近眼にも

                  くっきりと大きな月を見つけた瞬間、

                  なんで、せめて、

                  オペラグラスを持ってこなかったのだろうかと、

                  ほんのちょっと後悔し、

                  いやいや、ここはやっぱり、裸眼がいいのよ、裸眼がと

                  すぐに立ち直り。

                  しばらく、月の光をうっとりと浴びておりました。

                   

                  その光に、

                  朝の太陽の光を浴びる散歩での

                  力が漲っていく感じ、

                  夜の月の光を浴びる散歩での

                  心が静かに澄んでいく感じ、を思い出し。

                   

                  光と風と、水面のきらめきと、

                  公園の木々や街路樹の穏やかな躍動感。

                  どんな日も、どんなことがあった日も、

                  足をとめて、空を見上げて、

                  耳を澄ませて、

                  力を抜いて五感を開放すれば、

                  惜しみなく豊かさを与えてくれる世界に

                  自分は包まれているのだと。

                   

                  考えることに追われて、

                  いつの間にか自分の感受性を閉じていたことを

                  月の光に教えられた真夜中。

                  生まれ星座のスーパームーンは、

                  思いがけない時に与えられた

                  サプライズなバースデープレゼントのようでした。

                   

                   

                  JUGEMテーマ:日々の切れ端

                  | なんでもないけどステキな日 | 07:48 | comments(0) | trackbacks(0) |
                  美容室で見つけた福祉のカタチ
                  0

                     

                    この前、美容室に言った時、

                    声も、空に指文字も禁止の

                    非言語コミュニケーションなるものを

                    ワークショップで体験してきたお話したところ、

                    美容師さんから、

                    スマイルカットという

                    発達障害のある子どもたちを対象にした活動があって

                    彼女もそれに参加してらっしゃるという話が

                    飛びだしました。

                     

                    たとえば自閉症など

                    対人やコミュニケケーションに障害があって、

                    美容室で髪を切ることが困難な子どもたちが、

                    一人で美容室に来て、椅子に座って、

                    シャンプーやヘアカットを最後まで

                    受けられるようになることをゴールに、

                    美容師さんが、

                    子どもたちと一緒に練習をするというような

                    プロジェクトなのだそうです。

                     

                    水が怖い、

                    知らない人に触れられる、

                    顔周りでハサミを使われる。

                    子どもたちにとっては

                    自分が予定していなかった

                    いわば未知の出来事の連続。

                     

                    ハサミを使うね、

                    髪にお湯をかけるね、と、

                    一つひとつの動作について

                    ジェスチャーを交えて伝え、

                    子どもの表情や指先の動きに、

                    恐怖心や緊張を読み取りながら

                    ケガのないように髪を切っていく。

                    それはまさに、

                    子ども一人ひとりの個性に応じた

                    五感総動員のコミュニケーションのあり方でした。

                     

                    このブログに連載中の

                    ルポルタージュ「日々を織る」を書くなかで、

                    障害の最たるものは、

                    意思を伝えるコミュニケーションにおける障害だと

                    日に日に強く感じるようになっている心に、

                    その話は深く強く刺さりました。

                    様々にある障害を軽減していくスタートは

                    どんな障害、どんな不都合があるのかを知ること。

                    それについて、言葉で伝え確かめ合えるというのは

                    どれほど大きいことかと、つくづく感じるのです。

                     

                    そして、そのコミュニケーションの障害を

                    気長に、相手のペースで話しかけ、

                    相手の表情や体の動きを読み取りながらクリアして、

                    一人で美容室に来て、座って、

                    障害のない他の子たちと同じように

                    髪を切るという行為を実現させる。

                     

                    普段の暮らしの中で感じる生きづらさ、

                    生活の中での環境との不具合を軽減させていく。

                    福祉の現場で働く人たちから学び、

                    自分なりに見つけた福祉というものの姿が

                    そこにありました。

                     

                    なんていうんでしょう、

                    とても嬉しかった。

                     

                    福祉が、垣根や囲いに隔てられた

                    特別な場所にではなく、

                    自分の普段の暮らしの場所にあった。

                     

                    思わぬところで、予期せずに、

                    出会いたかった人にばったりと出会った。

                    そんな胸の高鳴りというか嬉しさで、

                    帰り道を歩く一足ごとに

                    なんていうか、エネルギーで充たされていくようでした。

                     

                     

                    JUGEMテーマ:エッセイ

                    | なんでもないけどステキな日 | 08:03 | comments(0) | trackbacks(0) |
                    ちょっといい思い出
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                      先日、母と2人で地下鉄に乗った。

                      平日の昼過ぎということもあり

                      そう混んではいなかったけど、

                      座席は埋まり、入り口付近の隅っこに

                      人がパラパラと立っていた。

                       

                      で、小柄な母が吊り革ではなく

                      座席の端のバーを支えにできるよう

                      後から乗り込んだ私と立ち位置を変えていると、

                      ドアの横の壁面を背もたれに立っていた

                      女子高生が母にその場所をさりげなく譲り、

                      私と反対側のバーを支えに、文庫本に目を落とした。

                       

                      その親切にお礼を言っていると

                      座席の端に座っていた

                      たぶん韓国からの旅行客らしい20代前半の青年が

                      友だちと話していた顔をこちらに向け、

                      はっと気づいたように席を立ち上がり

                      母に手振りでそこをすすめてくれた。

                       

                      母が、一駅だけだから大丈夫、

                      ありがとう、

                      お友だちと一緒に座っていてくださいと

                      身振り手振りを交えて伝えると、

                      ぺこりと頭を下げて素直に席に腰を下ろした。

                       

                      日本の女子高生も、韓国の青年も、

                      その親切がとてもさりげなくて、

                      挨拶のように身についている感じだった。

                      あの、ふたりの若者と袖ふれあった

                      ほんの小さな出来事は、

                      思い出すたびに気持ちがほこっと温かくなる

                      すてきな思い出です。

                       

                       

                      JUGEMテーマ:日々の切れ端

                      | なんでもないけどステキな日 | 08:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
                      イチゴイチエ
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                        先週の雨の日、

                        朝からよく歩く1日がありました。

                        両肩に重い荷物を下げて

                        たぶん8キロ以上、歩きまわりました。

                         

                        もう、こんなに歩くんだから

                        10分やそこらの回り道くらい、と

                        気に入りのカフェレストランで

                        ランチをとることにしました。

                         

                        雨の中、荷物を持って

                        歩いてきた姿に気づいたスタッフが

                        扉をあけて笑顔で迎えてくれました。

                         

                        よく降りますね。

                        どうそ。

                         

                        いらっしゃいませ、のかわりに

                        そんな会話ではじまったランチタイム。

                         

                        帰り際にも、扉を開けて

                         

                        ほんとに、雨がよく降っていますから、

                        足元、気をつけてくださいね。

                         

                        作り笑顔はなかったけれど、

                        空を見上げて浮かんだシンプルな言葉には

                        あたたかな気もちがありました。

                         

                        いらっしゃいませ

                        ありがとうございました、という

                        カタから外れたもてなしに、

                        雨の中を歩き回る足が、心なしか軽くなりました。

                         

                        一期一会、という言葉を

                        久しぶりに思い出したひと時でした。

                         

                         

                        JUGEMテーマ:日々の切れ端

                        | なんでもないけどステキな日 | 08:22 | comments(0) | trackbacks(0) |
                        若いっていいな、と思った日。
                        0

                           

                          最近、大学生に話を聞く機会があった。

                          お会いしたのは3名の男子学生。

                          短い原稿のための短い取材だったが、

                          なぜ、そう心が動いたか、

                          なぜ、そうなったか、

                          そのバックグラウンドとなる彼らの人生を

                          垣間見せて話をしてもらった。

                           

                          若者らしい率直な言葉で語られる

                          彼らの人生での出来事、

                          それにどう向き合っているのか。

                           

                          そこには、停滞感というものがなかった。

                          自分の力ではどうしようもないこと、

                          It’s my life、としかいいようのない

                          ただ黙って引き受けるしかないことを前に、

                          そこから、どう進んでいくかを考えている

                          逞しさ、明るさ。

                           

                          なんて言うんだろう。

                          若いということの輝きに照らされて

                          とても明るい気持ちになった。

                           

                           

                          JUGEMテーマ:日々の切れ端

                          | なんでもないけどステキな日 | 08:05 | comments(0) | trackbacks(0) |
                          描く世界と繋がるということ。
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                            友人のギャラリーで行われた

                            日本画家お三方のギャラリートークで

                            受け取った言葉が、

                            自分なりに表現や創作と向き合う自分の心に

                            しみじみと染みたという話と、

                            その中の1つの言葉について

                            昨日のブログに書きました。

                            今日もまた、心に残っている言葉をひとつ、ふたつ、

                            ここに書き残しておこうと思います。

                             

                            作家のお一人に登山家がいらして、

                            風景の写生もなさるのだそうです。

                            そして、そのスケッチのなかから

                            本画にする風景とそうでない風景との違いは

                            何かという問いに、こんな言葉を返してらっしゃった。

                             

                            その景色を、外から眺めているだけではなく、

                            その景色のなかに自分が入っていけるかどうか。

                            その景色の向こうに、自分の世界が見えるかどうか。

                             

                            そして、また、作品への満足を感じる瞬間について

                            訊ねられて、こんな風に答えてらっしゃった。

                             

                            画が自分の中に入り込んでくるような感じ、

                            そういう瞬間があって、

                            その瞬間に描いた部分について

                            ああ、描けたと思うことがある。

                            一枚全体を見ると、描けたとは思えないんですが。

                             

                            この二つの、画と作家自身の重なり。

                            画の世界に作家がはいり、

                            作家の世界に画がはいる。

                            この、二つの世界の行き来について、

                            こんな風に思いました。

                             

                            描いている景色の中に入っていけるというのは、

                            きっと、その世界と自分が繋がっているかどうか。

                            たとえば、言葉で描く自分であるなら、

                            客観的であろうとしながらも、

                            描いている心に、繋がることができるかどうか。

                            その痛みや喜びや悲しみや憤りに、

                            自分自身の心が震えることができたかどうか。

                            言葉として、頭で、理屈で、理解するだけでなく

                            もっと、五感や内臓で、ああそうかと思えたかどうか。

                             

                            そして、画が自分のなかに入り込んでくるというのは、

                            何というか、自分自身が消えたような瞬間。

                            たとえば、言葉で描く自分であるならば、

                            言葉が次の言葉を運んでくるというか、

                            どこからともなく湧いてきた言葉によって、

                            ああそうか、そういうことなんだと

                            気づかされるような瞬間。

                            書いているというよりも

                            導かれているというような感覚に包まれる瞬間。

                            もしかしたら、スポーツ選手の言う

                            ZONEに似ているのかもしれない。

                             

                            ギャラリートークが3連休の最初の日。

                            後の2日間を、予定はあっても、

                            時間を区切らない過ごし方をできたおかげで、

                            受け取った言葉を、

                            ゆっくりと、じっくりと自分の中に潜らせて

                            種として根づかせることができた、

                            そんな気がします。

                             

                            これから、始めたいこと、育てたいことについて

                            ゆっくりと、しっかりと、考えたい。

                            そんな思いと、日々の騒音の間で

                            ともすれば焦れてしまいがちな心に負けず、

                            根づいた種を見失うことなく

                            大切に育てていこうと心に決めました。

                             

                             

                             

                            JUGEMテーマ:エッセイ

                             

                            | なんでもないけどステキな日 | 07:46 | comments(0) | trackbacks(0) |
                            その瞬間、そこにあった象。
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                              先週金曜日、11月3日文化の日、

                              滋賀県大津、石山の瀬田の唐橋近くにある

                              友人のギャラリーを訪れました。

                               

                              「いのりの象」というテーマのもと

                              8名の作家が描き、彫り上げた作品を展示していて、

                              その中の日本画家お三方による

                              ギャラリートークを楽しみに出かけました。

                               

                              「具象と抽象」「素材と技法」というテーマを

                              きっかけにはじまった話は、次第に、

                              作品に向き合う作家の内面に触れていき、その言葉は、

                              自分なりに、表現や創作に向き合う私の心に

                              水のように滲みてきました。

                               

                              帰りの電車の中で、

                              自宅に戻って過ごす時間の中で、

                              その水はじわじわと、じわじわと、

                              自分の奥へ深くへと、染みていきました。

                               

                              たとえば、具象か抽象か、という話のなかで、

                              どれほど正確に対象のカタチを描こうと

                              力を尽くしたとして、果たして自分は、

                              そのほんとうのカタチを描けているのかという疑問。

                              きっと、ほんとうのカタチが

                              自分の画の中に再現されることはないだろうと

                              そう思い至った時。

                              自分の画の中にあるカタチが、結局のところ、

                              自分自身がとらえたカタチに過ぎないのなら、

                              いっそ、自分がとらえたカタチを描くことに徹しようと思った。

                              それが、画としてのジャンルに当てはめられた時、

                              抽象画になったのだ、と。

                               

                              絵筆ではなく、ペンを持つ私ですが、

                              この言葉が、深く刺さりました。

                               

                              自分が何かについて書いている時、

                              自分が出会った瞬間のその何かは、もうそこにはない。

                              一瞬、その瞬間、たしかにそこにあったと、

                              私自身が感じたことについて、

                              私は、言葉を探し、書き表そうとしているに過ぎない。

                               

                              その何かが、光であれ、音であれ、色であれ、

                              そして人の心であれ。

                              常に移ろい行くものの残影を、

                              あくまでも、私自身という主観を通して

                              言葉で描くことで、

                              そこにあった象として存在を標していく。

                              書くということは、

                              その、何かが自分の心に残した

                              引っ搔き傷と向き合い、

                              その傷の象を描いていることに似ているのかもしれないと。

                               

                              そんなことを考える時間が、

                              日常のなかで、ざわざわと揺れる心の水面を

                              シーンと静まりかえった鏡のようにしてくれました。

                               

                              と、これば、今、この時にある、私の心の象です。

                               

                               

                               

                               

                              JUGEMテーマ:エッセイ

                              | なんでもないけどステキな日 | 07:49 | comments(0) | trackbacks(0) |
                              小さい秋見つけた
                              0

                                 

                                こないだの週末、スーパーマーケットに行くと

                                野菜売り場に、蓮根や里芋が並んでいました。

                                 

                                夏野菜の胡瓜やトマトが一年中並ぶ売り場に、

                                今日この頃という季節の風が吹き込んだようで

                                なにか、嬉しいような気持ちになりました。

                                 

                                夏になると、胡瓜がより求めやすい値段になり、

                                秋や冬になると、ちょっと値段が上がる。

                                そんなところに、ああ、旬が過ぎたのだと

                                いくらかの季節感を感じたりはしますが、

                                夏の間、見かけなかった食材を見つけて

                                ああ、秋だなと思うあの感じ。

                                やっぱり、味わいが段違いです。

                                 

                                町中の、スーパーマーケットの野菜売り場の

                                ほんの小さな棚の表情にも

                                ちゃんと季節を見つけることができる。

                                 

                                日々の暮らしって、けっこう素敵です。

                                 

                                 

                                JUGEMテーマ:日々の切れ端

                                | なんでもないけどステキな日 | 07:28 | comments(0) | trackbacks(0) |
                                雨の金曜日、秋の夜。
                                0

                                   

                                  先週、金曜日の午後8時過ぎ、

                                  中之島での仕事を終えて外に出ると

                                  夜を吸い込んで墨色に染まった川面に

                                  イルミネーションの光が落ちて揺れていました。

                                   

                                  雨で気温が一気に下がり

                                  木綿の長袖ではすこし肌寒いくらいの夜気のなか

                                  しっとりとした秋の空気に溶け出す

                                  イルミネーションの光は

                                  どこか夏のそれとは違った秋めいたものでした。

                                   

                                  なんていうんでしょう、

                                  夏のイルミネーションが

                                  キャンパスの上で絵の具を厚く塗り重ねた油絵としたら、

                                  秋のイルミネーションは

                                  パレットの上で色を合わせた絵の具でさらっと描いた油絵。

                                  そんな感じの違い。

                                   

                                  腕の肌寒さと

                                  秋めいたイルミネーションの光と

                                  水面で揺れる光。

                                   

                                  川沿いの遊歩道の階段をのぼって

                                  石造りの橋まで進んで

                                  少しの間、その景色を楽しみました。

                                   

                                  ほんの5分程度の、ほんの数歩の寄り道。

                                  このほんのささやかな時間が、

                                  一週間をしごく味わい深いものにしてくれました。

                                   

                                   

                                  JUGEMテーマ:日々の切れ端

                                   

                                   

                                   

                                   

                                  | なんでもないけどステキな日 | 07:51 | comments(0) | trackbacks(0) |
                                  初めての真夜中|子どもゴコロ
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                                    子どもの心を垣間みた時の

                                    あのおもしろさ、新鮮さ、楽しさ、

                                    キラキラとしたものへの羨ましさ。

                                     

                                    こないだから、このブログにいくつか

                                    親戚や友人の子どものエピソードを書いたことで、

                                    その心持ちが刺激され、

                                    記憶がぽろぽろと甦ってきます。

                                     

                                    その記憶が、意外に、

                                    いまの自分の考え中のことへの

                                    風通しになったりするのです。

                                     

                                    ということで、今日も、一つ。

                                     

                                    親戚のおチビちゃんが、

                                    幼稚園、よくいって小学校一年生の頃。

                                    熱烈な泊まりにきてコールをもらって

                                    遊びにいきました。

                                     

                                    一日目の夜だったか、二日目の夜だったか。

                                    子どもが眠った後、

                                    大人たちだけで飲みながら話していると

                                    トイレに起きたおチビちゃんが、

                                    リビングにやってきました。

                                     

                                    夜中だというのに、

                                    テーブルの上に、

                                    スナックとグラスを並べて

                                    笑いながら話している大人たちを見つけた

                                    おチビちゃんが、

                                    そのまま、おやすみなさいと、

                                    自分の部屋に戻ってくれるわけもなく。

                                     

                                    興奮して、10時を過ぎるまで

                                    眠らなかったというのに、

                                    その目は、好奇心で

                                    再び爛爛らんらんランラン。

                                    大人がしている“夜更かし”なるものを味わうべく、

                                    私たちの間に入って、しばらく起きていました。

                                     

                                    そして、12時を過ぎたころ、

                                    そのおチビちゃん、

                                    バルコニーに出たいと言い出しました。

                                     

                                    で、そっとカーテンをあけ、

                                    サッシのドアをあけ、

                                    サンダルの音をひそめて

                                    バルコニーに連れて出ると、

                                     

                                    寝静まった町の空気に驚いたかのように

                                    私の顔を見て、こう言いました。

                                     

                                    「これが夜なん?夜って、ものなん?」

                                     

                                    稜線が近くに見える郊外の

                                    新しい住宅地の夜空は、

                                    都心のそれとは違って、

                                    藍色に混ざる黒が強かった。

                                     

                                    建ち始めた住宅の窓から漏れる明かりや

                                    街路灯の灯に、

                                    星の光は弱くなり、

                                    さりとて、ネオンが夜の闇を

                                    掻き乱しているわけでもなく。

                                     

                                    音もなく、

                                    月の冷たい光を孕んだ暗い藍色が

                                    のしかかるような夜の気配。

                                     

                                    「そうよ、これが夜。

                                      もっと、昼とは違う何かが、

                                      いっぱい見えると思ってた?」

                                     

                                    目に見えないものに、

                                    そこここに充満している気配に、

                                    目を凝らしてごらん、と

                                    言いたいところだったけど、

                                    一人で眠れなくなると困るのでよした。

                                     

                                    おチビちゃん、しばらく、

                                    昼間に見慣れた自分の町とは違う

                                    真夜中の姿を見渡して、

                                    寛ぐ大人のなかに戻り、

                                    まもなく、自分のベッドに戻った。

                                     

                                    「これが夜なん? 夜って、ものなん?」

                                     

                                    彼女の心に映った夜が

                                    どんなものなのかを、

                                    はっきりと分かる術はないけれど。

                                    これが夜なん? 夜って、ものなん?という

                                    コトバは私の胸に焼きついている。

                                     

                                    都心に暮らしていて、

                                    ほんとうに寝静まった夜には

                                    なかなか会わないのだけれど、

                                    こんど、静かな夜に出会えたら

                                    夜がどんなものだったのか、

                                    その気配に耳を澄ませ、目を凝らしてみよう。

                                     

                                     

                                    JUGEMテーマ:エッセイ

                                    | なんでもないけどステキな日 | 07:58 | comments(0) | trackbacks(0) |
                                    秋を感じて
                                    0

                                       

                                      台風の影響で、急に涼しくなったからだろうか。

                                      朝夕の風が涼しくなっても虫の声が聞こえてこない。

                                       

                                      毎年、昼日中、陰のない道を歩いていると

                                      すこし汗ばむような日でも、

                                      朝夕に秋の気配を感じはじめると

                                      秋蝉のすこし物悲しい声が聞こえてきたり

                                      りんりんと羽を震わす

                                      秋の虫の音が聞こえてきたりするのだけれど。

                                       

                                      今年はないなあ。

                                       

                                      ん?

                                       

                                      ほんとうにないか?

                                       

                                      あわあわと、情緒を放り出したような日常に

                                      頭のてっぺんから爪の先まで浸かっちゃって、

                                      耳を澄ませるゆとりがないだけなんじゃないかと

                                      ちょっと記憶を遡ってみたりした。

                                       

                                      うん、やっぱり、

                                      少し前、部屋のバルコニーの飾り柵に

                                      すがりつくようにして鳴いていた

                                      蝉のソロライブが、聞き納めのように思う。

                                       

                                      来週あたり、聞こえはじめるかもしれないなあと

                                      青の色がずいぶんと浅くなった空に

                                      秋の空気を感じた、昨日、日曜の夕方。

                                       

                                      夏の疲れをとる一日と

                                      思い切りのんびりと過ごしていて

                                      ふと、そんなことを思った休日。

                                      すこし、感受性に水やりができたのだろうか。

                                       

                                      さあ、月曜日。

                                      自分の望むビジョンに向かって

                                      すこし早足で進もうと思う一週間。

                                       

                                      せめて、朝と夜。

                                      風と光に耳を澄ませるような

                                      ほんの数分を忘れないでいこうと思ふ。

                                       

                                       

                                       

                                      JUGEMテーマ:日々の切れ端

                                       

                                       

                                      | なんでもないけどステキな日 | 07:45 | comments(0) | trackbacks(0) |
                                      遠い日の眩しさ|子どもの心の繊細さ
                                      0

                                         

                                        子どものころの自分が

                                        どんなことに悩んでいたか、

                                        思い出せる記憶はそう多くない。

                                         

                                        というか、

                                         

                                        甦る記憶というのは、

                                        嬉しいとか、悲しいとか、

                                        ある出来事と

                                        その時の強い感情がほとんどで、

                                        そこにあった気もちの細かな揺らぎは

                                        あまり思い出せない。

                                         

                                        大人になってから

                                        そういう子どもの心に触れるたび、

                                        自分もこんなことを思っていたのだろうかと

                                        その繊細さに

                                        遠い日の眩しさのようなものを感じる。

                                         

                                        ある年の夏の初め、

                                        親戚の一家と行楽に出かけた帰りの車の中で

                                        当時、小学2年生か3年生だった女の子が、

                                        子どもながらに深刻な表情で

                                        ふいに、こう言った。

                                         

                                        「ねえ、まぁちゃん、

                                          なっちゃんの他にも仲よしの子

                                          つくってもいいかなあ」

                                         

                                        なっちゃんというのは、

                                        彼女、ももちゃんの幼なじみ。

                                        極端な人見知りの彼女が

                                        今住む町に越してきて初めてできた友だちで

                                        小ちゃな親友どうしだった。

                                         

                                        そのなっちゃんが、

                                        その年の春、

                                        お父さんの転勤で海外に越してしまった。

                                         

                                        親友がいなくなって数か月、

                                        お互いの家を行き来するくらい

                                        仲の良い友だちが新しくできた。

                                         

                                        「なっちゃんに、悪いかなあ」

                                         

                                        一心同体のように仲が良かった

                                        なっちゃんがいなくなって数カ月で、

                                        あんなに寂しい悲しいと

                                        泣いて手を振ったことを忘れたように、

                                        もう、新しい友だちと楽しく過ごしていることに

                                        後ろめたさを感じているようだった。

                                         

                                        ほかの友だちができたら、

                                        なっちゃんの居場所が

                                        なくなってしまうような気がするの?と聞いてみたら、

                                        彼女は小さく頷いた。

                                         

                                        すこし考えて私はこう答えた。

                                         

                                        ももちゃんが、

                                        なっちゃんのことを好きで、

                                        大切な友だちだと思っているかぎり、

                                        ももちゃんの心の中に

                                        なっちゃんはいるよ。

                                         

                                        たぶん、なっちゃんのほかに、

                                        新しい仲よしができるくらい

                                        ももちゃんの心の中が大きくなったんだと思う。

                                         

                                        きっと、なっちゃんも、

                                        ももちゃんのことを

                                        ちゃんと心の中においたまま

                                        いま、新しい友だちと笑ってるよ。

                                         

                                        それを聞きながら

                                        明るくなっていく彼女の顔を見つめながら、

                                        子どもの心の繊細さに驚いたものだ。

                                         

                                        それからずっと時間が経って、

                                        大人になった彼女と話していた時に

                                        そういえば、こんなことがあったねと

                                        ふと思い出して言ってみたら、

                                        「ええ、そんなこと、悩んでたんや」と、

                                        当人、すっかり忘れていた。

                                         

                                        なっちゃんと離ればなれになった時

                                        すごく寂しくて悲しかったことは覚えていたけれど、

                                        その後の、日々の心の揺らぎは

                                        大人になった彼女の記憶に残っていなかった。

                                         

                                         

                                         

                                         

                                        JUGEMテーマ:エッセイ

                                        | なんでもないけどステキな日 | 07:47 | comments(0) | trackbacks(0) |
                                        ブラジルへと続く空。
                                        0

                                           

                                          今日、友人ご夫妻がブラジルに越していきます。

                                           

                                          アラウンド60とアラウンド70の二人が

                                          住み慣れた日本を離れ、

                                          ブラジルで新たな暮らしを始められます。

                                           

                                          北陸の古都の小さなお寺で、十数年、

                                          ご住職を務めてこられた旦那さんの胸には、

                                          今まで仏教を通じて学んできたことを

                                          これからは一個人として

                                          ブラジルで伝えていくという

                                          思いが詰まっています。

                                           

                                          ブラジルには、日系の方に限らず、

                                          仏教の教えを聞きたいと望んでいる方が

                                          たくさんいらっしゃるそうで、

                                          その方たちのいる町で

                                          新しい暮らしを始められるのです。

                                           

                                          「今まで二人で守ってこられたお寺の

                                           檀家さんたちが、

                                           新しいご住職にお寺を譲り去っていく、

                                           やがて来るそんな日を思い

                                           寂しがってくださる姿を見るにつけ、

                                           

                                           ここは、いっそ、

                                           京都にある自分たちの家に戻りますというよりも、

                                           ブラジルに行ってきますね、という方が

                                           なんかパッと明るくっていいんじゃない?

                                           とも思ってと

                                           ケロッとした顔で話す友人が素敵でした。

                                           

                                           最初はね、二人で大学に通うんだよ。

                                           この人なんて、

                                           最高齢のチャレンジャーっていうんで

                                           新しいクラスメイトたちから

                                           尊敬されてるのよ。

                                           

                                           ほんとうに、国籍も人種も、

                                           年齢も様々な人が

                                           すごく、いい感じに一緒にいるの」

                                           

                                          そう話す表情がとても眩しかったです。

                                           

                                          住職としての仕事の一段落をきっかけに

                                          あらたな希望に踏み出す旦那さんと、

                                          それを一緒に楽しむ友人。

                                           

                                          エゴのない

                                          謙虚なご夫妻の姿は、

                                          なんというか、私にとって

                                          心を清涼にしてくれる存在で、

                                          海を挟んで、

                                          遠い空の下に越しちゃうんだと思うと

                                          たしかに寂しさはあるのですが。

                                           

                                          でも、この大きな空のもと、

                                          この広い海の続きに

                                          友人がいて、

                                          そこに新しい人の輪が生まれて、と思うと、

                                          自分の世界にも

                                          大きな新しい窓が一つできたようで

                                          すごく透明な開放感があるのも本当です。

                                           

                                          清々しい笑顔。

                                          清々しい覚悟。

                                          清々しい希望。

                                           

                                          その決心と行動に与えられた勇気の

                                          なんと大きなことかと、

                                          清々しい開放感を与えてくれた友人の

                                          新しい国の新しい町で暮らしを思い

                                          朝一番、自分の部屋から見上げた今日の空は、

                                          こんな空でした。

                                           

                                          20170829 5:50am sky from balcony

                                                                       20170829 6時前

                                                               朝一番にバルコニーから見上げた空

                                           

                                           

                                          JUGEMテーマ:エッセイ

                                          | なんでもないけどステキな日 | 07:45 | comments(0) | trackbacks(0) |
                                          子どもの心に驚いた話
                                          0

                                             

                                            子どもと大人の違いは、

                                            経験の多さや大きさの違いに

                                            他ならないのではないかと思う。

                                             

                                            経験というものには、

                                            暮らしの中での

                                            実際的で具体的な経験もあるだろうし、

                                            本を読み、話を聞き、

                                            周りの人々を観察するなかでの

                                            精神的な経験もあるだろう。

                                             

                                            五感を通じて

                                            日々、自分の世界を広げていく

                                            感受性と想像力と思考力と共感力。

                                            そういう経験を重ねて

                                            子どもから大人へと日々変化していく。

                                             

                                            その経験の質と量の違いが

                                            大人と子どもの違いである。

                                            人が成長するって

                                            そういうコトではないかと思う。

                                             

                                            そして子どもの成長ぶりに

                                            いつの間にそんなに…と

                                            どれだけ驚いてきただろう。

                                             

                                             

                                            少し前にも

                                            友人の子どもの話に驚き

                                            ちょっと感激したエピソードがある。

                                             

                                            4歳の誕生日を迎える少し前の男の子。

                                            パパと公園に遊びにいった時

                                            ドリーの人形が落ちていたのだそう。

                                             

                                            ”ファインディング ドリー”に

                                            繰り返し観るお気に入りのシーンがある彼は

                                            大のドリーファン。

                                            短い草が生えた土の上にぽつんとあった

                                            紫色のドリーの人形を指差して

                                            「これ、持って帰ってもいい?」とパパに聞いた。

                                             

                                            そこで子どものお願いに

                                            「いいよ」と答えながらも

                                            友人の胸にはひとつの疑問が生まれた。

                                             

                                            ドリーのことが好きな彼だが

                                            もっと好きなのが恐竜、

                                            なかでもT-REXの大ファンだ。

                                             

                                            そして、その時、公園には

                                            なんとドリーの人形のほかに

                                            T-REXの人形も落ちていた。

                                             

                                            そこで友人は、子どもに聞いた。

                                            「あそこにT-REXがあるけど、

                                             あれはいいのか?」

                                             

                                            すると、彼からこんな言葉が返ってきた。

                                             

                                            「あのT-REXはジャングルジムの

                                              すぐそばにあるだろ。

                                              あれはね、誰かが、

                                              ジャングルジムで遊ぶために

                                              あそこにちょっと置いたんだ。

                                              そして、そのまま忘れて帰っちゃったの。

                                              だからその子が、

                                              あのT-REXのことを思い出したら

                                              ちゃんと取りにくるだろ。

                                              

                                              でも、このドリーは、

                                              草の中にぽつんと落ちている。

                                              これはもう、思い出して

                                              取りに戻ってくる子がいないんだ。

                                              だからボクが持って帰っても大丈夫」

                                             

                                            迎えにくる持ち主がいるT-REXと

                                            忘れ去られたドリー。

                                             

                                            同じ公園に落ちていた

                                            2つの人形について

                                            そんな風に想像力を働かせ

                                            考えを巡らせていた

                                            もうすぐ4歳になろうとしていた

                                            彼のエピソードに

                                            ちょと感激をもって驚いた。

                                             

                                            小さな体に包まれた心の

                                            なんと広いことだろう。

                                             

                                            子どもというのは

                                            その柔らかな頭と心で

                                            計り知れない経験を日々積んでいるのだと

                                            あらためて教えられた。

                                             

                                            さて、お家にもって帰ったドリー。

                                            よい香りのするボディシャンプーを

                                            ふんだんに使って

                                            ちゃんと自分できれいに洗い上げたそう。

                                             

                                            小さな手で、雨風に晒されたドリーを

                                            ていねいに洗っている姿を想像して

                                            なんともあたたかい気もちになった。

                                             

                                            新しいお家で、

                                            きっとドリーは幸せだろうと思う。

                                             

                                             

                                             

                                            JUGEMテーマ:エッセイ

                                            | なんでもないけどステキな日 | 08:06 | comments(0) | trackbacks(0) |
                                            送り火の寂しさ
                                            0

                                               

                                              今日は盆の送り火の日。

                                               

                                              子どものころ、

                                              玄関先で焚く迎え火と送り火を

                                              母のそばで眺めるのが好きだった。

                                               

                                              小学生も高学年になり

                                              台所を手伝えるようになると

                                              お迎え団子を作る役目をもらい嬉しかった。

                                               

                                              2階の父が使っていた和室には

                                              父が使っていた卓と客用の卓が並んでいて、

                                              その上を

                                              父の好物の菓子、果物、酒が埋めていた。

                                               

                                              2つの卓の手前には小さな卓があって

                                              胡瓜の馬と茄子の牛と

                                              父をはじめ、亡くなった身内の名前を記した

                                              経木が並べてあった。

                                               

                                              色とりどりのお供えの手前、

                                              胡瓜の馬と茄子の牛の奥に

                                              できたてのお迎え団子を供えて

                                              母が待つ玄関先におりて

                                              迎え火が灯るのを待った。

                                               

                                              そして送り火がすむと静かに2階にあがり

                                              賑やかな卓の傍らに座って

                                              父や大叔父、

                                              そして会ったことはないけれど

                                              母からよく聞かされていた

                                              母が大切に思ってきた人たちが

                                              和やかに楽しげに盃を酌み交わし

                                              語らい合い

                                              時に声を上げ、膝を打って笑っている姿を

                                              想像していた。

                                               

                                              その卓から少し離れたところには

                                              少し小振りの卓があり

                                              同じものが供えてあった。

                                              帰る家が見つからない無縁仏が

                                              時に一緒にやってくることがあるから、

                                              そのお客さん用、と母から教えられていたので

                                              空想好きの子どもだった私は、

                                              そのお客さんたちに向かって

                                              ぺこりと頭を下げたりもした。

                                               

                                              そんな子どもにとって

                                              盆の間の父の部屋は

                                              とても賑やかで明るい場所だった。

                                               

                                              だから、送り火を焚く時は

                                              その賑わいが引き潮のように去っていくのを感じ

                                              とても寂しかった。

                                               

                                               

                                              三つ子の魂百まで、ではないが

                                              今になっても送り火の日は

                                              胸に秋風が吹くような寂しさが訪れる。

                                              はるばるあちらの世から来て

                                              たった3晩とは

                                              なんと短い滞在ではないか。

                                               

                                              皆さん、もうちょっと

                                              ゆるりとしていかれたら…と思うけど、

                                              あちらとこちらを繋ぐ扉が開いている間に

                                              帰っていただかないと

                                              彷徨い人になるらしいから、

                                              自分の寂しさ云々よりも

                                              父や、大切な皆さんの身を思って

                                              心よくお送りすることも教えられた。

                                               

                                              牛の背に揺られながら

                                              ゆっくりとこちらの空気を味わいながら

                                              どうぞ、ご無事にお行きやす。

                                               

                                              JUGEMテーマ:エッセイ

                                              | なんでもないけどステキな日 | 14:07 | comments(0) | trackbacks(0) |
                                              蝉のソロライブ
                                              0

                                                 

                                                立秋を過ぎて、

                                                日差しがすこし、やわらかになってきた。

                                                 

                                                暑さも、

                                                熱風に包まれているというか、

                                                体温よりすこし高いくらいの湯に浸かっているというか、

                                                ギラギラから、ジリジリ、ジットリと

                                                夏の峠を越えた気怠い感じになっている。

                                                 

                                                そんな気怠さを季節の醍醐味と味わう

                                                休日ならではの贅沢な気分で

                                                ぼんやりと座っていた今日の朝。

                                                 

                                                ミーンミンミンミンミンミーン

                                                ミーンミンミンミンミンミーン

                                                ミーンミンミンミンミンミーン

                                                 

                                                と、ジリジリとした太陽の下

                                                坂道を登るような重だるさで鳴く

                                                一匹の蝉の声が聞こえてきた。

                                                 

                                                ああ、あの蝉もお疲れですなと

                                                その何とも言えない怠さに耳を傾けていたら

                                                突如、その声が

                                                張り裂けるような、振り絞るような、

                                                エコーの効いたパンチのある声に急変。

                                                 

                                                その余りの響きの近さに驚いて

                                                ベランダを覗いてみると、

                                                やっぱりそこに止まってました。

                                                 

                                                一匹の蝉が

                                                ベランダの飾り柵にとまり、

                                                黄緑色に光る体から

                                                透ける羽を踏ん張るように大きく広げて

                                                鳴いていました。

                                                 

                                                さんざめく大合唱ばかりが印象にある蝉の声ですが、

                                                ほんとうは、あんなに変化があったなんて。

                                                ある蝉のソロのライブを聴いて

                                                その表現の豊かさに気づいた、盆の朝です。

                                                 

                                                 

                                                JUGEMテーマ:エッセイ

                                                 

                                                | なんでもないけどステキな日 | 20:27 | comments(0) | trackbacks(0) |
                                                ただいま準備格闘中
                                                0

                                                   

                                                  書きたいテーマがあって

                                                  どんな風に書けるだろうかと

                                                  ぼんやり思ったり、

                                                  考え込んだりの日々を過ごしておりました。

                                                   

                                                  そして、

                                                  本や資料を読んで、

                                                  インタビューした内容を振り返り

                                                  どうして自分はこれが書きたいのだろうかと

                                                  思ったり考えたりして、また日々が過ぎました。

                                                   

                                                  福祉の現場で働く人たちと食卓を共にし、

                                                  一つのプロジェクトで一緒に汗をかき、

                                                  そこで感じたことが、

                                                  日常の暮らしの中で、

                                                  親や自分の体と心と向き合う友人たちとの

                                                  励まし合いと結びついていくという

                                                  感覚を繰り返し覚えて。

                                                   

                                                  で、ようやく、

                                                  その、なんか書きたいと思っていたテーマが、

                                                  すとんと自分の胃の腑に落ちて

                                                  原稿を書きあげ、

                                                  この思いでもって

                                                  一人でも多くの人に出会いたいと、はっきりと思いました。

                                                   

                                                  もう少し、

                                                  文字がすっきり読みやすくなるように

                                                  ブログのデザインを変えられないかと、

                                                  苦手なhtmlとかcssとかと格闘中です。

                                                  うまくできるかなあ。

                                                   

                                                  明日から週に一度、

                                                  このブログに掲載していくつもりです。

                                                  どうか、出会いに恵まれますように。

                                                   

                                                   

                                                  JUGEMテーマ:日々の切れ端

                                                  | なんでもないけどステキな日 | 07:13 | comments(0) | trackbacks(0) |
                                                  だいたい土用の丑あたり
                                                  0

                                                     

                                                    土用の鰻、

                                                    デパ地下もスーパーマーケットも、

                                                    鰻の売り場が大きく張り出しています。

                                                     

                                                    この、いわば鰻屋商売の書き入れ時に

                                                    店を閉める鰻屋さんが隣の駅の商店街にあります。

                                                     

                                                    八百屋、魚屋、肉屋、鶏肉屋、

                                                    米屋、乾物屋、果物屋、昆布屋、総菜屋、さつま揚げ屋、

                                                    パン屋、菓子屋、酒屋、茶葉屋、豆腐屋、漬け物屋、

                                                    花屋、本屋、文房具屋、荒物屋、薬局、瀬戸物屋、

                                                    呉服屋、洋服屋、下着屋、布団屋、制服屋、

                                                    靴屋、制服屋、レコード店、家具屋、敷物屋、

                                                    喫茶店、和食処、洋食屋、蕎麦屋、うどん屋、

                                                    お好み焼き屋、たこ焼き屋……

                                                     

                                                    と…書き出したら止まらないほど

                                                    いろいろな商店が並んでいて、

                                                    商店と商店が向かい合う通りの真ん中には

                                                    ママチャリが並んで止まっているような商店街。

                                                     

                                                    その中に、家族で営んでらっしゃる

                                                    一軒の小さな鰻屋さんがあります。

                                                     

                                                    いつもホースで流した水で濡れている漆喰の床には、

                                                    鰻が泳いでいるいくつも樽があって、

                                                    壁に向かって、鰻を捌いては、

                                                    手を休ませることなく焼いている親父さんや息子さんたち。

                                                     

                                                    焼き上がった鰻をショーケースに運んでは、

                                                    注文の品を包み、

                                                    客あしらいをするオカミさんたち。

                                                     

                                                    国産の鰻しかあつかわない

                                                    下町の小さな鰻屋は界隈では有名で、

                                                    3つ4つ向こうの駅からの客もいて、

                                                    いつ通っても、長さに程度の違いはあっても、

                                                    行列ができています。

                                                     

                                                    その鰻屋さんを知って初めての土用の丑の日、

                                                    さあて、今日はうな丼と、

                                                    真夏の太陽の下、自転車こいで行ったら、

                                                     

                                                    え〜、お店は真っ暗。

                                                    いつもとは打って変わった静まりよう。

                                                    な、な、なんですと〜、の本日休店。

                                                     

                                                    なんでも、

                                                     

                                                    鰻で食べさせてもらっているから、

                                                    この日は、鰻の供養代わりに殺生はしない。

                                                     

                                                    と決めてらっしゃるそうです。

                                                     

                                                    一年のいちばんの書き入れ時に、みすみす儲けを手放す。

                                                     

                                                    なんとも、心意気のある。

                                                     

                                                    注文にグズグズしてたら叱り飛ばされそうなほど、

                                                    無愛想な親父さんとオカミさんですけど。

                                                    かっこいいじゃないかと。

                                                     

                                                    それなら、こちらだって、土用の丑の日をはずしたって

                                                    大丈夫な程の体力はありますからと。

                                                    土用の丑の日が、

                                                    宵宮や残り福のように、いつのころからか、ちょっとズレている次第です。

                                                     

                                                     

                                                    JUGEMテーマ:日々の切れ端

                                                    | なんでもないけどステキな日 | 07:20 | comments(0) | trackbacks(0) |
                                                    暑いです、天神祭です。
                                                    0

                                                       

                                                      暑い。

                                                       

                                                      アツい、と口にしたから涼しくなるわけではない。

                                                      それは分かっているけれど、

                                                      つい、ぽろっとこぼれる。

                                                       

                                                      暑い。

                                                       

                                                      太陽が高くなる正午前から、

                                                      西日の下、街路樹を揺らす風も凪ぐ夕暮れ前。

                                                       

                                                      信号待ちする体が、

                                                      日傘を通り抜けて突き刺さる陽射しと

                                                      照り返しに

                                                      ジリジリチリチリと焼かれて、

                                                      アスファルトのうえに

                                                      スライムのごとく溶けて流れていきそうだ。

                                                       

                                                      そんな暑さに堪えていた昨日の午後3時頃、

                                                      信号が青になり、

                                                      視野を広げようと日傘を高くした目の前に

                                                      近所の天満宮の祭提灯が下がっていた。

                                                       

                                                      ああ、やっぱり。

                                                       

                                                      心の中で、そう呟いた。

                                                       

                                                      そういえば、朝から、

                                                      天満宮の神社前の路に車両通行止めの看板が立ち、

                                                      路には、ロウセキで屋台の名前が記してあった。

                                                       

                                                      山車をひく、子どもの声が

                                                      道路を埋める車の騒音の向こうから

                                                      聞こえてきていた。

                                                       

                                                      そうだ。

                                                      7月の24日、25日は

                                                      天神祭だ。

                                                       

                                                      そして、この祭の提灯が通りを飾る頃、

                                                      毎年、もう、倒れそうだと

                                                      暑さに降参するのであった。

                                                       

                                                      でもって、「祭」の賑わいにエネルギーをもらって、

                                                      夏を楽しもうぜ。

                                                      もうちょっとしたら、

                                                      行く夏を思い寂しくなったりするんだからさ、

                                                      今のうちに、この夏のギンギンのエネルギーを

                                                      めいっぱい浴びておこうぜと思うのだ。

                                                       

                                                       

                                                      JUGEMテーマ:日々の切れ端

                                                      | なんでもないけどステキな日 | 07:45 | comments(0) | trackbacks(0) |
                                                      車椅子テニスに見入った。
                                                      0

                                                         

                                                        ウインブルドン車椅子テニス、女子ダブルス、

                                                        上地結衣選手とジョーダン・ワイリー選手のペア、

                                                        4連覇しましたね。

                                                         

                                                        スロースタート気味で、

                                                        ちょっとドキドキした第1セットでしたが

                                                        第2セットから、

                                                        上地、ワイリー選手の動きが

                                                        とてもよくなっていく様子に、

                                                        両選手の高まっていく集中力に

                                                        観ているこちらも引き込まれていきました。

                                                         

                                                        どちらかというとテニスは

                                                        シングルスの方を好んで観るのですが、

                                                        車椅子テニスの部は

                                                        むしろダブルスにワクワク。

                                                         

                                                        シングルスの緊張感に、

                                                        ダイナミックさが加わった感じっていうんでしょうか。

                                                        長いラリーに息をのんだり。

                                                         

                                                        レシーブをする選手はもちろん、

                                                        フォローするポジションの選手の動きのめまぐるしさに

                                                        車椅子テニスってなんてオモシロいんだと、

                                                        魅了されました。

                                                         

                                                        アスリートって、ほんと、かっこいい。

                                                         

                                                         

                                                        JUGEMテーマ:日々の切れ端ウィンブルドン

                                                         

                                                         

                                                        | なんでもないけどステキな日 | 08:02 | comments(0) | trackbacks(0) |
                                                        イツモドオリの夏
                                                        0

                                                           

                                                          近所の天満宮近くに

                                                          天神祭の知らせの張り紙を見つけました。

                                                           

                                                          真昼の炎天下、

                                                          日傘でつくる陰だけを頼みに歩きながら、

                                                           

                                                          そうそう、そろそろ

                                                          天神祭と祇園祭の時期じゃないか。

                                                          そりゃあ、暑いよ、

                                                          倒れそうに暑くて、いつものよう、だよ。

                                                           

                                                          いつものように陽射しがきつくて、

                                                          いつものように蒸し蒸しして、

                                                          いつものように暑くて、

                                                          いつものように冷たいものを摂りすぎて、

                                                          いつものように、ちょっとバテている。

                                                           

                                                          これは、いいこと、いいこと、と

                                                          足取りに少し軽快さを取り戻した

                                                          ちょうどその時、目に入ってきた張り紙に

                                                          ほらね!

                                                          祭囃子の稽古の音が響くのも間もなくだね!!と

                                                          心の中で、小さくスキップしました。

                                                           

                                                          夏には夏の美しさ。

                                                           

                                                          日に焼けて、初夏のころより明度が落ちた

                                                          街路樹の葉の緑色。

                                                           

                                                          街中にも鳴り響く蝉の声。

                                                           

                                                          入道雲。

                                                           

                                                          いつの間にか、くっきりと

                                                          腕に焼き付いた半袖のあとかた。

                                                           

                                                          日傘を掲げる肘の内側にできた

                                                          小さな汗疹。

                                                           

                                                          祭囃子や花火や風鈴や団扇やかき氷…

                                                           

                                                          どれもこれも、夏の風情、夏ならではの風情。

                                                           

                                                           

                                                          季節の風情を、いつもどおり受け取っている今日。

                                                          ありがとう。

                                                           

                                                           

                                                           

                                                          JUGEMテーマ:日々の切れ端

                                                          | なんでもないけどステキな日 | 08:02 | comments(0) | trackbacks(0) |
                                                          夕餉のかをり
                                                          0

                                                             

                                                            歩き慣れた町で余分の時間ができた時、

                                                            ふだん通り過ぎている角を曲がり、

                                                            ちらりと目をやるだけの小径に足を踏み入れてみる。

                                                             

                                                            おしゃれなカフェやショップが並ぶ通りもいいのですが、

                                                            木造の2階建ての家が並ぶような路地は、また格別で。

                                                             

                                                            一階の屋根の上にはりだした物干し台や、軒下の物干竿。

                                                            引き戸の玄関と、その横にある木の柵を設えた窓。

                                                            壁沿いの、植木や金魚鉢を並べた棚と、ポリバケツ。

                                                             

                                                            そこに、

                                                            イカと里芋を煮ているような甘辛い

                                                            夕餉の支度のかをりなど漂ってきたら、

                                                            やっぱり、ああ、なんて懐かしいと

                                                            ほんとのところ、懐かしい思い出なんかなくっても

                                                            ちょっとした郷愁にひたってしまう。

                                                             

                                                            台所から漂ってくるかをりには、

                                                            人の体温が宿っていて、

                                                            その温かさに包まれた瞬間には、

                                                            ほんとうに肩の力が抜けたような感じがあって

                                                            大好きです。

                                                             

                                                             

                                                             

                                                            JUGEMテーマ:日々の切れ端

                                                            | なんでもないけどステキな日 | 08:28 | comments(0) | trackbacks(0) |
                                                            女ともだち
                                                            0

                                                               

                                                              先週、友だちを励ますランチに行きました。

                                                              励ますと言っても、

                                                              友だちが、ただただ話すのを、ただただ聞いているだけ。

                                                               

                                                              どんなに辛くても、

                                                              It's just my life. と、ただその現実を過ごしていくしかない。

                                                              そういう状況があります。

                                                               

                                                              そんな時、友だちとしてできることは、

                                                              ただただ話して、ただただ聞いて、

                                                              ただそういう時を一緒に過ごすことくらい。

                                                               

                                                              ちょっと奮発して、

                                                              ジョーズシャンハイニューヨークで飲茶ランチ。

                                                               

                                                              蟹の小籠包、おいしかったです。

                                                              口の中に広がる蟹味噌の濃厚な味と香り。

                                                              シュウマイも粥もスイーツも、

                                                              ぜんぶ、濃厚な風味でありながら後味はすっきり。

                                                               

                                                              話の内容とは別モノに、

                                                              テンション上がって、嬉しい顔になっていく。

                                                              これ、どんな時も泣きながらご飯を食べられる

                                                              女の特権でありますね。

                                                               

                                                              もうしばらくは、

                                                              曇り空の月のように、

                                                              心の周りの薄雲が消えないだろうと思うけど。

                                                               

                                                              ゆる〜い、次の約束をして、

                                                              じゃあね、と、笑って手を振って歩いていったから、

                                                              それでよし。

                                                               

                                                               

                                                               

                                                              JUGEMテーマ:日々の切れ端

                                                              | なんでもないけどステキな日 | 07:35 | comments(0) | trackbacks(0) |